ハロステ#78の感想

溜まっていたハロステの見たい部分の視聴をしました

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ハロステ#78で、ハロコンのJuice=Juiceとスマイレージを見ました

Juice=Juiceは「風に吹かれて」

テンポが速い曲で、ごちゃごちゃっと歌詞を詰め込んだ時に必要な音楽的な理屈とそれを実現するための歌唱技術が訓練できそうな曲だ。ちょっと練習曲っぽい。

出だしはサビから始まる曲。メロディの最後が「吹かれて」と「タ」行で終わる。タ行は音の輪郭がはっきりしやすく、立ち上がりが速い。それとくらべて、そのまえのラ行は音の輪郭がはっきりしにくい。

これを速いテンポのなかで行うと、「れ」の部分でぐちゃっとリズムが潰れて、「て」に異常にアクセントがかかり強い音になりやすく、そうなると、はっきりしたリズムと、音楽的に美しいメロディにならない。なるべく「れ」と「て」のアタックを均等にするような、歌唱技術が必要だ。また「ア」行と「タ」行での場合も、同じなので、ラタかアタで終わる語尾のメロディは、すべてこの技術が必要になる

そのラ(ア)行とタ行が続きた時の、アタックが均等であるか、というポイントに注意して聞くと、誰が歌唱技術があるのか、全く音楽の訓練をした事のない人の耳でも聞こえてくるものがあると思う。

 

ポイントはBメロ。語尾に早い音符が多数続く。こういう場合、終わりの前の2、3つ目くらいにアクセントをかけたイメージで、最後の語尾の音符は弱めなカンジだと、リズムがつぶれたりせずに、均等に同じ音量でクリアに響く。これとは反対に終わりの音を強く出してしまうと、大抵その前のいくつかの音がぐちゃっとよってしまい、リズムがつぶれ、不鮮明な音楽になる。

ここで、語尾より前の音符が明確に響いていれば、その人は歌唱技術がある、という事になろう。

 

カリンちゃんのBメロの最後やサビの最後の音程の高い音は、もうちょっと微妙にピッチを上げた方が良いと思う

もしくは高い音域が苦手なのかな?発声の仕方に難があるのかもしれない。

 

スマイレージ「地球は今日も愛を育む」

EDMらしいBPM126の曲。EDMは4つ打ちを軸に多少回転をかけたリズムで8つ数えるのが良いと思われる。4つ打ちの裏の取り方のセンスがEDMのセンスになるし、これがコンピューター的なあの音のタイミングでカーブを作るのが正しい。4つ打ちの間をさらに4つ数えるとBerryzみたいになりやすいが、これはファンクじゃないのでやめた方が良い(もちろん頭の中でマッピングされてる必要はあると思う)

実はハロプロつんくちゃんがよく言うようなタイプの16ビートの数え方では(ファンクじゃないので)、とらない方がEDMは上手くいく。ダンスを踊る時の数え方に合わせた方がはるかに決まると思う。

 

福田花音は相変わらず信頼できるプレイヤーだ。ハロプロ内の曲なら何をやらせても、まろが一番的確にこなす気がする。

和田ちゃんは、この曲は、ちょっとめちゃくちゃだ。なんでこんな酷い事になった?まずは最低限、リズムと音量とピッチに的確なカーブをつけよう。Bメロとか酷すぎる。Aメロの星のウィンクも、まあ酷いのだけど。

田村ちゃんも、まあけっこうひどいけど、和田ちゃんよりはまともだ。

まろが正確なので、まずはまろをコピーして歌ったらどうだろうか?和田ちゃんと田村ちゃんは、長い事やってるわりに、あまりにも酷いんで、初心に戻って、もう上手い人のコピーをした方が良い。身内のまろが正確なので、彼女と一緒の事をすれば、それだけで良いプレイヤーになれる。

二人共自意識が強すぎて、歌唱が中二病すぎる。

和田ちゃんと田村ちゃんは、福田花音さんが、どのくらいのスピードで音を立ち上げ、ピッチのカーブをどのようにつけて、どのくらいのタイミングで音を切り上げているか、そういうのを1つ1つ研究して、自分のものにして欲しい