涙ッチと我武者LIFE

いちごッチになろう!

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 自分はnext Stage(我武者LIFE)を最初に聞いたときに横浜アリーナで盛り上がっている℃-uteちゃんが見えました(と当時のブログにも書きました)
どのように曲の構造を作って盛り上げていくか、ブログには書きませんでしたが、
もし自分だったら『涙ッチ』の構造を参考にしながら曲を作っていくかなと、当時思いました。
涙ッチは大サビへ近づくあたりの、ラップパート、セリフパート、大サビ、合唱のつなぎが見事です。
涙ッチは『涙を流して合唱で盛り上がる』的なノリの曲でコールで盛り上がるアッパーになる曲ではありません。
便宜的に言葉を作りますが、『涙合唱系』で盛がる曲。『コール系』で盛り上がる系じゃないかな。

 ライブで感動して涙を流したいタイプには受ける曲だし、涙を流すのは好きじゃない人にははまらないかもしれません。
大抵の人は、いろいろな属性を持っているから、拘らないと思いますが、一つの属性のみ持ってる人、
例えば「コールしか愛せない」みたいな人だと辛いかもしれませんね。
ただ音楽的経験というのは増えていくもので、次第に色々な楽しみ方を習得していきます。
意地にでもならない限り、一つの属性のみに拘るっていうのはあまりないんじゃないかなぁ?


 今回の我武者LIFEは盛り上げる構造を作る技術は、涙ッチより上かなと思います。少なくとも綿密さと畳み掛ける構造性がガムシャラが凄い
盛り上がるコードとか、盛り上がるメロディとか、変化球な歌詞による共犯性による一体感とか、そういう小手先じゃなくて、ライブで実際にどう客を盛り上げるか、
その音楽のストーリーをどう作っていく、ライブ職人の「綿密な作業」が、我武者LIFEにほどこされています。
次の角を曲がれみたいな「勝負曲」系ではないですね。

 ラップ部分は3つの分かれていて、最初でリズムフリー風でメロディを大切にして一度テンションを落ち着かせる部分、リズムを重視して曲を加速させていく部分、
最後ありがとうーと三連発のファンに語りかける言葉で涙を流させる部分、
そして大サビへ、さらにラララでファン合唱部分へ、その合唱部分が長くアリーナの花道をかけまわるのに十分な時間があります。

 努力、友情、勝利、または、「地道な努力」「仲間と出会えた奇跡」「世間への感謝」などが歌詞で歌われていて、
team℃-ute的な赤文字系の親社会的なファンに親和性の高く感動できる内容です
ただ児玉雨子先生系の歌詞の青文字系のメンヘラ、孤独で奇抜さや個性で一発逆転を狙いたいタイプの人は、たぶん嫌いな世界かんじゃないかと思いますが
もうそういうファンもあまり℃-uteファンに残っていないでしょう。

 アイドルが赤文字系雑誌にアイドルままモデルとして進出していく時代が近づいているように、
ポップスの世界へJ-POP的で親社会的なアイドルグループが、「アイドルのまま」ポップスグループとして進出する日も近いと思い増すし、
その最初が赤文字系アイドルの℃-uteになってくれるものと思っています。

 そういう意味でも、Shock-Eyeさんが(ビジュアル的な)プロデューサーに就任してくれると、男性の慰み者?的な雰囲気がうまくとれて、女性に憧れられる赤文字系をアピールできるんじゃないかな?
 Shock-Eyeさんはルックスがいい男系だなと思いました。男女両方に好感がもたれるタイプなんじゃないかな?
 ℃-uteにShock-Eyeさんが加わってしゃべってるときに、℃-uteハロプロ的なアクが消えてるように見えたんです。だから「売れる」ってカンジました。
Shock-Eyeさんって、そこにいるだけで、その周りにいる人たちが、社会に受け入れられる雰囲気を作るタイプの人なんじゃないかな?
絶対、周囲の人間に幸運を呼び込むタイプ人だと思う。売れるために手放したくないタイプの人のような気がします

 Shock-Eyeさんの歌詞はメロディと歌詞が組み合わさると、音がキラキラしますね。そのキラキラ感が、夏をイメージする℃-uteに非常によく合うと思います

 

 Shock-Eyeプロデュースって事にすると、アイドルだけどポップスで女性向けでライブで盛り上がる、というイメージをわかりやすく市場に伝えられるんじゃないかなと思いますし、それを浸透させるための宣伝費も一からイメージをつくるより、安上がりにすみそうですし

(℃-uteのすべての曲の作詞作曲をする意味のプロデューサーではなくて、会議に参加して、作詞も手がけ事もある的な、テレビに出るときは積極的に利用するという意味のプロデューサー)