感情表現と音楽的な技法 in ℃-ute
スタイル良くて℃-uteちゃん素敵!
自分にとってスタイルは重要!℃-uteちゃんのスタイル素敵です!
他のブログの書き込みで楽曲の感情表現の話が出たので、℃-uteにおける音楽の感情表現、自分なりの意見をまとめておきます
音楽において感情表現をするのに必要な技法は、主に1つ1つのリズムのポイントに対して、ノリかたの重さを変えていく、という歌唱が必要になります。これはおそらくダンスも似たようなものかなと思います。
一方、℃-uteは1つ1つのリズムのポイントに対して、常に等量の重さと音量で歌唱する、という技法を使っていて、これは意図的に感情表現をやらない、という音楽的な技法になります。
世の中にそういう表現をする音楽の分野はいくらでもありますので、そちらのタイプの音楽的なグループに、℃-uteは属します。
つまり、もし℃-uteが感情表現しているなら、おそらく「表情」のみであって、歌唱もダンスも感情表現には適しない、リズムへのノリ方をしています。
リズムに対して、常に等量でのる℃-uteのタイプは、同じ深さのリズムを単調に繰り返すようなカンジになり、かなりリズムの輪郭を強調した音楽になって、これはエネルギーみたいなものを伝えるのには、適しているでしょう。
全く反対の技法を使っているのが、ベリーズで、このグループの歌唱は、1つ1つのリズムに対して、乗り方を変えてきますので、極めてよく感情表現がされた歌唱になっています。このまえ記事を書くのにアジアンセレブレーションを聞いて、そういう感情表現をする歌唱は、ものすごく旨いなぁと思いました。
そのぶん、リズムの輪郭ははっきりせず、4つ打ちにあまり相性が良くないです。4つ打ちやEDMは避けたほうが良い、そういうタイプの歌唱です。
自分は感情表現をするタイプの音楽はどちらかというと嫌いなので、意図的に感情表現をデタッチさせたタイプの音楽が好きで、℃-uteタイプの音楽が好きです。
娘。は現在、EDMで1つ1つのリズムに当量にのって、それをグループメンバー全員で同じ重さにする、という練習をしているので、おそらく℃-ute的な方向の技量を基礎として身につけていく事になるかなと思います。
やはり4つ打ちを主体にするなら、感情表現をさせない、そのタイプの音楽のほうが、エネルギーやパッションが伝わりやすくなる。
そういう事で、℃-uteにはハロプロがやりたいミュージカル等は全く合いません。感情表現の歌唱がまるで合格レベルに達しない。ヲタなら満足するかもしれないけど、つまりそういうレベルのもので、音楽として話にならない。
リズムの作り方も、4つ打ちやEDMに適したもので、バンド音楽には適さないノリ方になっていますし、感情表現をやらない歌唱も、単調なリズムを連続させる事で陶酔感をつくる4つ打ちに適合してます。あまりメリハリや、感情の上下をつけさせては、ダメというのが、この分野で、ある程度、同じようなカンジで曲が進行していく、というのが正しいあり方
おそらく℃-uteの曲は、たいていメリハリを少なめに、単調なリズム、EDM風のリズムの輪郭の歌唱、感情を上下させない表現、というスタイルになっていると思います。
最近は、ハロプロ流のブレイクやプログレ風のキメの多いアレンジ、というものから、℃-uteは逃れてきて、ようやく、流れを切らないアレンジになってきて、疾走感やドライブ感が強くなって、エネルギーやパッションを伝達しやすくなり、℃-ute的な音楽に適合するアレンジになってきてます。
つんくちゃんが、ものすごく音楽を細切れにしたがったり、アップフロントが妙にメロをたくさん突っ込みたがるのが、℃-ute的な音楽を邪魔していたのだけど、ようやく℃-ute的な表現に一般的に合うとされるセオリーのスタイルに曲がなってきました