旧世代ドキュメントアイドル「2010スマイレージ」と新世代「2012℃-ute」

2009年から2010年(2011年前半)まで

スマイレージはドキュメントアイドルとして売り出された

2012年にドキュメントアイドルとして売り出された℃-uteを知ってから、

スマイレージの映像を見返し、その頃の事を思い出すと、そのセンスの古さに愕然となる

たった2年しか違わないのに、10年の差を感じる

 

℃-uteのメディアは、UstやYouTubeであり、ラジオや雑誌、イベントでのMC。

ラジオも雑誌のインタビューもイベントMCも購入したりネット情報を通じて、だいたいの事は把握できる

UstやYouTubeはどれも簡素なハンディカムで撮影してる事が多く、

℃-uteメンが唐揚げを買いに行ったり、寿司屋にいったり、日食を見たり、ポケットマネーでMVを作ったり、そういった様子を撮影していた

ヲタはツイッターで自分の意見を陣営に伝えようとし、ツイ凸を繰り返した

意図を隠したシングルを作り、高いハードルに℃-uteメンが努力するを想像させ、ヲタ達が℃-uteメンをこんなにいじめるなんて事務所いい加減にしろ、という状態を作り出した

ヲタのおかげで追加公演が決まり、新しく取り直したアルバムが発売され、追加のツアーが開催され、ライブビューイングが設定され、大箱のライブの開催となった

すべては、℃-uteとヲタが自分たちの手で掴み取った事だ

 

2009年から2010年のスマイレージの武器はテレビだった

テレビ機材を効果的に使えるように、スマイレージは一室に集められ、つんくボーイのビデオを見させられ、その反応が映像化された

つんくボーイの映像は既視感があり、いまASAYANモーニング娘。の初期の頃の映像を見返すと、ほぼ同じセンスである事がわかる

℃-uteのように各メディアで断片的にゲリラ的に情報が配信され

ネット(ファンブログやまとめサイト)を通じてユーザー自身が情報を取得し統合させる、自分の意見をツイッターなどで陣営に突撃するのと違い、

スマイレージでは、1週間に1回大本営発表をファンは眺めるだけだった

大本営発表の映像もテレビ用の機材が使いやすように、機動性のあるものではない

圧倒的なセンスの古さ

2011年途中でスマイレージはドキュメントアイドルのステージを降りた

 

(スマイレージメンは今でも雑誌やラジオやイベントMCで自分達の状況や事務所への意見不満を言うのが苦手なようである

 比べて℃-uteメンは常に自分たちの状態、描いている未来像、事務所への牽制を短い言葉で伝えているか、ぶっちゃけている)