転売チケット暴落「事務所に仕掛けられた仮説」
近年転売屋は増加しており、人気が上昇すると見込まれたグループには大量の転売屋がチケットを購入して市場に放出する
人気に対して公演数が少ない場合、転売価格の平均値は上昇し、公演数が多い場合は転売価格が下落する
℃-uteの春ツアーは4月の2週間で座間4公演と中野2公演があり、局地的に公演数が供給過多の状態にあったのかもしれない
事務所のアップフロントは需給の予想を得意としており、大きく間違える事はない
なので局地的な供給過多の状態は意図的に行っているものだ
去年の娘。の秋ツアーは異常な量の関東公演を行っており、転売チケット価格が暴落し、転売手数料商売の娯楽道が「チケットが大量に余って夜も眠れない」とつぶやいたのは有名だ
今回の℃-uteの春ツアーの転売チケット価格の下落も似ており、おそらく同様の戦略によるものであろう
実は転売チケット価格が転落しても、公演の席は埋まっている
℃-uteの春の演劇でもBaseシアターが人気で毎回席は埋まっていたものの
チケット転売価格は正規の5割り程だった
事務所的にはチケット収入をいっさい減らすことなく、チケット単価を減らすことに成功している
新規顧客には6000円は敷居が高くても3000円なら行ってみようという人が存在しているだろう
チケット価格の下落は敷居を下げることに成功している
2012年から℃-uteは客単価の少ない客が大幅に増え、客単価の高い客がかなり減っている
どのようにして転換が行われたのかわからないが
現在、℃-uteの客層の客単価の変更を試みていることは確かだろう
もし事務所が転売価格の下落を仕掛けたとしたら上記のような利点がある
フランスでは芸術の振興のために国がチケット代を援助してくれていると聞くが
転売屋がファンや新規ファンをライブ会場にやってこさせるためのチケット援助代を出してくれた事になる