『悲しき雨降り』歌詞、解釈と好きな部分

つんくちゃんが歌詞を書くときに、どういうのがteam℃-uteの好みか、そういうのがわかるように、自分の好みを書いておこうと思う。たくさんのteam℃-uteメンバーが歌詞の好き嫌いを具体的に書いていけば、℃-uteちゃんに似合う歌詞がつかめてくるのではないだろうか?

 

まず「悲しき雨降り」の全体的な自分の解釈

面白いポイントは、歌詞が徹底的に女の子の主観である事だ

女の子主観では「受験期間の勉強を待っていてくれなかった彼氏、なんで待っていてくれなかったんだろう?」という解釈だ。

が、現実はきっと違うのだと思うし、それが「違う」から、想いがすれ違って別れになったのだろう。

彼氏には彼氏なりの事情があったし、こだわりもあったハズだ。受験期間をきちっとしようと思ってもいたと思う。

受験期間中、色々な事が起こるわけだし、彼にとってはとても重要な事が起こったりするわけだが、もし女の子が「受験期間」ってことばかりで自分の意見と都合ばかり押し出して、彼氏の状態や気持ちの流れを掴んでなかったら?

ほんのちょっとだけでも自分の事情を押し通さず、彼氏の事を考えてみていたら、別れずにすんだのかもしれない。

 

恋愛では、自分の主観は現実とずれ続けるし、だけど自分の主観と、相手の主観だけが現実でもあり、結局頭で理解するよりも直感や肌触りで相手を感じるものだと思う。

この歌詞の主人公のように自分の主観を現実だと捉え、原理原則で考えていると、なかなか恋愛は難しいだろう。

MV撮影風景の舞ちゃんが歌詞を疑う事なくそのまま受け取って、十七歳っぽくかわいく男が悪いみたいに怒ってたり、なっきぃがこのくらいの歳の男の子ならそんなんじゃないとしたり顔で語ったり(nkskのくせに!)してるのが、まあ純粋な若い子の意見でかわいいなと思った。

 

自分が年をとって、若い女の子の恋愛相談を受け続けていると、自然と彼女らの主観は彼女らにとっての現実だが、大抵は本当の現実とは違ってるという所から考え始めるクセがつく

 

「悲しき雨降り」からの「アダムとイブのジレンマ」へ、『一方的な主観』が『ジレンマ』へと展開していくのがかっこいい。

 

好きな歌詞は「少し落ち着いてきた やっと深呼吸した 気がつけば違う景色」

特に「気がつけば違う景色」が洒落てるなと思う。