『心の叫びを歌にしてみた』を聞いてみた その2

『心叫歌』を聞いたときは、この曲を思い出しました


【每日歌曲720HD】家乡的味道/ 雪艳/ 苗族新民歌- YouTube

前回のDur系(メジャー調)の曲「都会の一人暮らし」のアレンジは、ハロプロの得意分野のディスコファンク風であり、安全圏内で戦っていた。℃-uteは2012年からきちっとした曲を作る事を目標にしていたのか、アップフロントお得意のアレンジ、君チャリ、カナブンなどが続いき、また娘。でなれたEDM系の音を使って、4つ打ちマイナー歌謡をクレ感、アダイブを完成させた。

つんくちゃんのDur系は、当ブログでは大衆性がないといつも書いており、大衆性がありそうなものは、河野伸だったり、上杉洋史だったりと、ゴーストっぽい作風だった。

しかし、℃-uteを人気を大きく上昇させるには、℃-uteの雰囲気に合った曲を作るべきであり、また自分としては純粋に℃-uteちゃんに似合う曲を、似合う舞台で、似合う衣装で歌って欲しい。

ハロプロ℃-uteちゃんの相性は悪く、そもそもアップフロントとも、そんなに相性が良くないような気もする。普通の会社なら、℃-uteは切り捨てるべきグループだと思う。会社の方針からかなりズレている個性のグループだろう。

しかし、アップフロントの方針の根幹は、タレントのために会社がある、という考え方なのだろう。会社を変えてでも℃-uteに合わせよう、としている努力を感じる。

 

というわけで、Dur系の曲をどうするか、これが℃-uteの運命を大きく決める。娘。ばかりゴリ推ししてと、team℃-uteから文句が出ているが、自分の意見としては、Dur系の曲が市場に響くようなタイプのものに仕上がったとき、これが℃-uteのゴリ推し時期だと思う。

team℃-uteの方は、苦しんでいる方も多いだろうが、つんくちゃんが言うように、つんくちゃんの曲と℃-uteの個性がクロスしたとき、ももクロの足を掴む、と言うことだから、そのタイミングでゴリ推しを始めると信じて良いと思う。

そして、今のところ、まだそのタイミングは来てはいない。今回の曲は、これまで得意分野で戦っていたのを、いよいよ新しい領土に踏み出したところ、といったところの曲だ。まだゴリ推しラインを超える曲ではない。

都会の一人暮らしは、これまでのハロプロ(アップフロント)の得意分野を結集させて、℃-uteに合わせたDur系の曲を作ったが、今回の「心の叫びを歌にしてみた」は、完全に新しい領域に入った。

 

それでも森高曲を下地にしているタイプの曲だとは思う。やはり新しい領分に入るとしても、なにか確固としたものに立脚する必要はあるのだろう。

 

特に「歌詞」が凄い。つんくちゃんのセンスというものを取り除いているが、いったいどの単語を取り除くか、ここらへんに『会議』で入念に決めた、という気がする。こういう単語は使わないでください、と指示したかのような、たぶん企画会議で決まった事なのだろう。

ハロプロ大好きなハロプロDDがひっかかりを覚えるような歌詞は、これで全くなくなったんじゃないだろうか?

 

心の叫びを歌にしてみた、のような曲を今の音色でやるなら、もう少し上の動画で上げたような苗族系の音楽要素を使っていくと、より『ポップ』になると思う。

苗(ミャオ)族系の音楽を聴いて、検討してみて欲しいと思う

 

さらに次の記事でも、新曲の細かい分析を書いていきたい