娘。の売り出しについて、あと℃-uteに関しても

去年の夏頃から書いてる事をもう一度まとめて、さらに少し意見を添えておこう

 

ハロプロのテレビでの売り出しはスマイレージで失敗した。次の売り出しに℃-uteはならない方が、できれば第三弾くらいが良い、というのが基本的な意見で変わらず、そういう気持ちだ。なので第二弾が娘。だったのでほっとしたと夏頃に書いたと思う。

娘。のテレビ売り出しが成功すれば、そのメソッドを参考にして℃-uteを売り出せば良いし、ダメだったなら、失敗原因を修正して、℃-uteを売り出せば良い。

スマイレージで全面的に失敗したハロプロが、全部修正していきなり第二弾売り出しに成功する確率は低いから、というのが理由だ。

で、娘。の数値上の参考データーは、人気は大きく上昇はしていない、逆にコア化を示す指標も出ているが、完全にコア化してるとも言えない。人気が上昇している気配もあるが、人気が下落している気配もある。踊り場、もしくは正念場、というのが、自分の分析結果だ。

ちなみに℃-uteの指標はかなり大きな上昇を同じペースで2年続けており、人気の拡大は順調だ。

ベリーズの指標は3年以上同じペースで下落を続けており、春のホールコンツアーを開催できな可能性があると、夏頃ブログに書いた。

 

℃-uteに関しては人気が上昇するには確固たる理由があるが、ハロプロ的なものが足を引っ張っているのでそういうのを排除し、きちっと商品を作り、音楽を℃-ute向きにして、音楽フェスに出たり、外でも勝負、テレビもちょいちょい出て知名度を増やし、

℃-uteというプロジェクトの欠点を新しい客層に触れてもらって、そこで批判みたいなものを真摯に聞いて、ハロプロハロプロだからと強引に力押ししないで、何が受け入れられてない、どこが障壁になっているのか、を調査し修正して、新しい客層を広げ、間口を広げ、広く支持を集める

という、着実に歩みを進めていく、その戦略が望ましい。商売の基本は、新しい客層に触れてもらってお客さんの意見を収集する事、それを元にいろいろ修正する事、お金をかけて質の良い商品を作り大きく儲ける(大きな投資で大きなリターンを求めるという資本(資金)主義の原則を貫くこと)、そして間口を広く取ること。

 

娘。に関しては、やっぱりハロプロが一番、やっぱりつんくちゃんすごい、というプライド戦略の売り出しなのじゃないかと思い、対象者層は、流失した顧客とスポンサーだと考えている。

たしかに単純に流失した客をすべて戻せれば、人気グループに返り咲けるだろう。

しかし、まず本当に、ハロプロ1番、つんくちゃん凄い、という信者のような客ばかりだったのか?それって『コア』な客層で、当時ハロプロは色々な能力のある人が関わって、いろいろな間口があったから、幅広い客層がファンだったんじゃないかという疑いがある。これに関しては、いまのところ指標はないから、思考上の仮説だ。

また、アイドルはいまやいろいろと新しい客層を呼び込み、いろいろな新しい魅力をそなえている。ところが娘。はそういう新しい事はやっていない。あくまで、未熟な女の子を個々に気に入ってもらって、その成長物語、をショーにしている。

ただ、それに関しては現在、AKBという競合があり、娘。は未熟な女の子成長物語、や色とりどりの個性、というファクターで負けている。

つまり流失した顧客のすべては取り戻せないハズだ。

プラチナ期以降の新しい客層は、おそらくハロプロ1番つんくちゃん1番という『プライド』は持ち合わせていない人がかなりの割合をしめる。

もともと人気が非常に低下していた頃のファンであり、ハロプロとかつんくちゃんではなく、メンバー達が作り上げたショーである『商品』のプロモーション効果でたどり着いた客であろう。テレビの活躍なども、重視してないだろう。

また「成長物語」にも、反応は薄いだろう。

この層の好みと、ワンフォーのプライド主義が衝突し合っている可能性がある。

 

℃-uteファンにいる娘。シンパの人たちからの、支持の低下が見え始めている。

おそらくは、強力に売り出そうとして、「プライド」戦略を取りすぎた結果、客層を狭めてしまっている可能性がある。自分も娘。シンパのハズなのだが、いまや全く自分には関係ないアイドル、つまり娘。はおそろしく『格好悪い』アイドルになってしまった。これは今後二度と娘。はないな、と思うに値する程度の、格好の悪さだ。

本来、客層を拡大させなくちゃならないのだけれど、一番支持を得やすそうな、娘。シンパの支持を失ってきている、というのは、どうなんだろうか??

娘。シンパが顧客になる必要もないが、少なくとも支持されるくらいではないと、客層を狭めてしまってる事になりはしないだろうか??

 

最近の記事に書いてあるように、ハロプロは客を見ないで、勝手に客層を狭めてしまう癖があるような気がする。会社の戦略に集中しすぎて、それ以外の事がおろそかになったり、取りやめてしまって、結果、間口が狭まり、コア化する、という事がありがちかなと思ってる。

一点集中して魅力を押し売りするより、ある程度、コラボしたり、いろいろな能力ある人と組み、きちっと予算をくんで、間口を作り、きちっとした商品とプロモーションをして、客層を広くした方が良いんじゃないだろうか?

娘。が失敗するとは言わないが、というか良い指標が多く出てくれば、自分はその指標に従うってまた分析するが、指標は相変わらず踊り場を示している。

 

どちらにしても℃-uteは今の娘。みたいなテレビゴリ推しのタイミングではない。そもそもテレビより、効果のある事がたくさんあり、そういうのをアップフロントが自ら雑に扱っている、といのが問題だ。

℃-uteの陣営は方向は間違わず良くやっていると思うが、予算と日程が足りていない。当たり前だが、会社の金はあてにしないで、℃-uteちゃんたちが自ら稼いで、その資金で勝負して欲しい。