℃-uteの武道館を思い出して

あのタイミングで武道館やって、ほんとに良かった

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こうやって軸足を移し、新装開店!という程の新しい「ころも」に着替えた℃-uteちゃん!

今までのファン達にありがとう!いう絶好のタイミング、そして最後のタイミングで、華々しく武道館をやって、本当に良かったなぁと思う。

自分は新しい℃-uteの方が好みだけれど、当然、そうじゃないファンも多いハズで、その新装開店の状態で武道館をやっても、今まで応援してくれたファンたちへの感謝にはならなかった。少し足踏みしても、ちゃんと感謝をカタチにできて、つくづく良かったなぁと思う。

今年一年は非常に大量のヲタを失うのは既定路線なのだろう。そのためのストーリー作りもやり終えた。

この軸足を移した状態で℃-uteが成功すれば、長きにわたって活動していけるグループになる。ハロプロから足を抜いて、年下のファンたちに人気のある、グループに。

 

恐ろしい程、ひとつのイメージに向かって、現場と曲を徹底的に改革している。すべてを一気に変えてきた。ここまで徹底的にやれば、間違いなく大量のファンを失う。それはおそらくハロプロ的なファンだ。そして男性ファンのかなりの部分。方向性的には地下アイドル系の趣向のある男性ファンだと思う。

指標として、℃-uteから消えたファンが、他の地下アイドルっぽいサウンドのグループに乗り換えるという、それが現れれば、上記の説を支持する証拠になるが、いまのところ、その指標とはなにか?という事がわからない。どの現象をピックアップすれば、指標になりえるのか、わからない。

ただ、スマイレージとJ=Jが、これで立ち上がれば良いと思うし、それがハロプロ全体としての成功だろう。また新しいグループへ移行すべきタイプのヲタは、逆に℃-uteの人気の拡張をさまたげるタイプのヲタであり、℃-uteにとっても去ってもらった方が都合が良い。 ハロプロがリーチできないタイプの客層に℃-uteの手がかかり始めているが、いま去ってもらおうとしているタイプの客が、非常に邪魔をするタイプの客なものだから、このタイプの顧客を、同じハロプロのグループへと移動させるのが、なにより大切な事だろう。

 

今回のシングルは、徹底的に、地下アイドル系のサウンドを好きなタイプの男性ファンを狙い撃ちにしているし、次点でハロプロ臭(本質的には違うのだけれど、一般的にみながつんくちゃんのフレーズ、つんくちゃんの歌詞と思っているようなもの)の音楽をなくして、そういう、つんくちゃん大好きなファンを狙い撃ちにしている、と思う。

去年一年間は、なんとなくなだめすかし、うまくごまかしつつ、軸足を移してるなぁと感じる、そういう音楽だったが、ここにきて、バッサリやった。

 

背水の陣!進むか、破滅するか、2つに1つ! 緊張感のある1年が始まる。℃-uteの新しい勝負が楽しい!

新しい層へリーチするか!?プロモーションの絶対量が足りるか?

 

ここまで躊躇なく、古い層を切り捨てれば、もしかしたら成功するんじゃないか?と思ってしまう。えげつなくやったなぁとも思うけれど、自分は新しい世界の方が好みなので、これからも℃-uteちゃん、よろしくお願いします!

 

そして、ここまで徹底的にやれば、ヲタをやめて行く人たちの事も、否定的に捉える気持ちも起きない。好みに合わなくてファンをやめるのも当然だろう。変わったのはファンではなくて、℃-uteなのだから。(℃-uteを包む衣装が変わったというか)その人たちへの感謝のイベント、武道館もやった。

 

新しいシングルを聞いてると、あの時の武道館をやれて良かったなぁとつくづく思うのだ。

こんなに冷徹にファンを切る事にもなったけれど、でも武道館があったから、そこまでの非情さも感じない。本当に単純に新しい世界が始まった、そんな気がして、自分は救われる思いだ。

なんの感謝イベントもなく、軸足を移して、冷酷に一部のファンを切り捨てる、そういうのは、ちょっと辛かったから、良かったなぁってつくづく思う。