でんぱ組.inc「サクラあっぱれーしょん」感想
未鈴ちゃんのツインテールの位置が高い
トイズファクトリーは頑張ってパネル作ります!
今回のサクラあっぱれーしょん、ふぁんしーほっぺと両方とも、バンド歌謡(ロックバンド歌謡)ガールズポップスのでんぱソング風味と、極めて保守的なサウンドになった。これは4つ打ち路線に入る前のハロプロの分野であり「普通」アイドルがこの分野をやると、順調に人気を落とす。
ほんとにこれで大丈夫!?と心配になる、今回のでんぱ組.incのシングルだ。
ロックバンドじゃなくて、ジャズフュージョン系バンドをベースにしたサウンドなら客は多いけれど、ロックバンドベースのガールズポップスは、アイドルという分野には客はいない(少数いる)
女の子たちが楽器を弾くロック歌謡バンドというガールズバンドと、声優アイドルが歌うロック歌謡ガールズポップという分野、この2つの分野にあらかた客を奪われ、アイドルロック歌謡ガールズポップスは、壊滅している、というのが現状だ。
これは数年かかって起こった現象であり、たとえばハロプロも、おそらく絶対この分野には手を出したくないんではなかろうかと思う、下落トレンドの分野だろう。というわけで、Buonoは、なしだ。急速にシュリンクした上に、もはや減る客もいない、という分野では戦う意味がない。
パスポがロック歌謡アイドルを続けているが、当然の結果として人気は上昇しない。おそらく昔のハロプロのガールズポップスファンが移動した、という程度ではないか?
というわけで、この分野の音楽に客がいるとしたら、声優アイドルの顧客を奪ってこないといけない。そこへアプローチできるのか、できないか、といった楽曲なのではないだろうか??
で今回のシングルが、正直、リーチするのか、リーチしないのか、よくわからない。長い間のトレンドとして、声優に奪われ続けた客を、逆にアイドルが奪い返すだけのトレンドを作れるのか!?
この曲の歌唱の方向としては「軽さ」だ。息を使うフレーズはなく、細かい音符に歌詞を詰め込むスタイルになっている。
そこに、(たぶん)おじさん好みのベースのフレーズが入ってる。
一応、フュージョンスタイルなのかもしれないが、ロック歌謡に認識できてしまうほど、フュージョン感がないから、もしフュージョン目指していたなら、これは失敗だ。
ダンス音楽要素はなく、なんていうか、バンド使うならこういんでいいじゃんみたいな、トイズの悪い側面が出たような気がしてならない・・・という音楽になっているような気がすごくするのが、心配だ。