プロモーションの方向性と現状

今年は進むか破滅するか2つに1つ!の℃-ute

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現在の℃-uteの状態は、ようやく新しい世界に最初の1歩を踏み出したところだ。創世神話なら淡路島ができたあたり。

ハロプロの大好きヲタやハロプロジャンキーのようなヲタを切り離しているフェイズで、℃-uteが狙っている新しい層へリーチしないがぎり、℃-uteは破滅であり、今年以内に頓死する可能性も否めない。

今年は指標は苦戦するハズで、もしこれが上昇のトレンドへ移行すれば、これは勝ちだ。

 

アイドル業界を見回してみると、曲やダンスやライブを売るという通常のプロモーションができている、でんぱ組.incがあり、色々な指標を見ていると、もう℃-uteを追い抜いている。客層も広い。

モーニング娘。は踊り場だ。古いタイプのメディアポロモーションを重視していて、テレビタレントのように爪痕を残すタイプのプロモーション。方向性は、やっぱりハロプロハロプロすごい、的なプロモーションで、昔のハロプロファンに向けてプロモーションしているが、そういうファンで反応するファンが実はどのくらい残っているのだろうか?

BABYMETALは音楽の質が最高というプロモーションであるが、これは数日前記事にしたように、客層を広げていない雰囲気がある。ある一部のファン、だいたいパフュクラの心を強く刺激しているだけだ。

こう考えると、おそらく娘。のEDM路線もパフュクラに届いただけなのかもしれない。

 

やはり、でんぱ組.incの、コラボをつかってグループのイメージを市場に伝えるプロモーションと、ファッション誌へのリーチ、クールジャパン予算を使った幅広い活動のプロモーションが、現在、もっとも効果のあるプロモーションだろう(と、このブログでも書いてきた)

 

このプロモーションの弾数が、でんぱ組.incは非常に多い。そもそも℃-uteのポジションにいるグループは、普通はこの程度のプロモーション量は打たなければいけないし、今やってるようなプロモーションは2011年にはやっておかなければいけないものだ。余程、アップフロントに資金がないのか、やる気がないのだろう。で、実際、芸能事務所が扱える資金など、レコード会社と桁が違うので、芸能事務所の資金力で、大きな人気を巻き起こせるプロモーションができるとは思わない。

テレビ業界への圧倒的なコネをつかって、テレビタレント的な爪痕作戦でホームランを打つにしても、さんざん曲やダンスやライブ、と言っておきながら、最後の最後に芸人やらせる、というのは、プロモーションコンセプトとして終わっている。

 

現状、℃-uteはようやく正しいプロモーションを始めているので、まずは弾数を増やそう。CDJリーボックとのコラボ、BS-TBSのキャンペーンアイドル、MVで横浜の街巡り、ようやく「普通の」曲やライブを売るプロモーションが始まった