うますぎるアイドルは誰だ!? 岡井ちゃん出演

フジテレビでうますぎるアイドルは誰だというコンテスト番組がありました

f:id:idealogos:20140831000823j:plain

生中継なので、朝からドキドキして楽しかったです。楽しいテレビの企画でした!アイドル全体のイメージの底上げになるし!異常に歌が下手なアイドルばかりが活躍してると、世間的なイメージが、異常に下手なのがアイドルだというイメージが刷り込まれてしまう。そういう世間のイメージが℃-uteにとっては総合的にマイナスなのだけど、こういう歌がうまいアイドルみたいな番組で、世間的なイメージを修正できる可能性があります。

 

アイドル的にはあまり勝たない方が良い番組。評価されるより応援される事が大切。審査員に評価される形式のコンテストに優勝したアイドルは、ババを引くようなものだと思います。審査員に評価されると、じゃあ私たちは応援しなくていいね、ってなってしまう。コンテストにはダメだったけど、自分はこの子が良いと思ったから応援したい!っていかに思わせる事ができるかが、最近のアイドルとしての勝負どころかと思います。

優勝したASHの子は、アイドル的な成功はかなり難しくなったんじゃないでしょうか?スクール生でコンテスト優勝してとか、そういう人材をアイドルとして応援しようって気にならない。

 

℃-uteの岡井ちゃんが歌って、なっきぃと舞ちゃんがバックダンサーで出演しました。曲はMy Revolution

コンテストに勝ちにいく、というより、4つ打ちの打ち込み曲という得意分野で、自分たちがいつもやってる事をやる、ちゃんと「美しく見せる」という事ができていて良かったと思います。

℃-uteは「ビジュアル」を売りにするグループ、で勝負するべきだと思います。音楽も衣装もダンスすべて、彼女らを美しくかわいくみせるために奉仕すべきだ、とここ1年くらい主張してきたかと思います。今回も℃-uteを美しくかわいくみせる事ができるパフォーマンスだったのではないでしょうか。

℃-uteの打ち込み4つ打ちはオンリーワンのものがありますが、『立ちとまって歌う』のは、岡井ちゃんも愛理も、(ラインはギリギリ越えてますが)下手な部類に入り、梨沙子ちゃんとか次元が違く上手いです。しかし、立ち止まって歌う分野はアイドルでは流行りでないし、アイドルじゃない人材には、林檎さんとか、そういうレベルにないと、価値のある上手さではない。ハロプロの上手い子は価値のある突き抜けた上手さの子はいないんじゃないかな。加護さんは、もしかしたらそうだったかもしれませんが、ちゃんとした状態で歌を続けてなかったので、もうしょうがない。

自分も、立ち止まって歌うような分野の曲は、興味ないです。

 

コンピューター系のサウンド、できればEDM系のデジタルでパワーのある音で、4つ打ちするのが、℃-uteのリズムや歌唱方法に合うタイプで、日本語で歌うものとしてはオンリーワンでナンバーワンでしょう。

My Revolutionは打ち込み4つ打ちですが、まあいまのアイドルに必要な疾走感やパワーはない、J-POPな、座ってサイリウムを横に降るような曲なので、まあ℃-uteの魅力を引き出すタイプの曲でもありませんが、勝ちに行くためのコンテストでもないし、ゆるいダンスで後ろ二人の可愛さをアピールした方が、℃-uteのためになるでしょう。

 

歌が上手いは、小芝居しながら立ち止まって歌うのが上手い人なので、℃-uteは全くコンテストには向いていませんし、ハロプロの中でも、次元が違うほど上手い人がたくさんいます。

 

でも結局、審査とか歌が上手いなんていうのは、生楽器のバンド歌謡で、小芝居をしながら、上手に歌う、という旧式の価値観で評価されます。でも音楽というのは時代によって変遷を重ねますし、良いリズムというのも時代の雰囲気を感じ取って変化していくものです。

だから、(電化された)生楽器バンド音楽最高な人達の古い価値観の意見に惑わされる必要は全くありません。

特に℃-uteは時代の新しい音色とノリと4つ打ち、そして日本で流行ってる疾走感やパワー、これをダンスと歌を同じリズム曲線で処理するという「新しい価値観」にたどり着いた、音楽的にオンリーワンのグループです

 

結局コンテストで勝つ歌手は、古い権威に擦りより、資金力を兼ね備えた、いまのアイドルファンが一番嫌うタイプということになります

そんな権威筋が評価するグループより、自分が評価した、自分だけでもその子の味方になって上げたい!って思われる、そういう応援したいアイドルである事が、アイドルとして大切なことでしょう

 

ハロプロのためにも良かったんではないでしょうか。娘。のファンは、評価される事に喜びを見出しがちで、妙にプライドが高くて、上から入るのが好きなので、いまのアイドルの流行りからは完全に外れちゃってます。アイドルを応援したいって人からはどちらかというと抵抗勢力みたいなグループで、イメージが悪い。

ハロプロ全体が、そういう方向だと思われると、これまた℃-uteにとってもハロプロにとってもマイナスなので、こういうコンテストで負ける事が、新しく応援していこう、というファンを作り出していく土壌になっていくと思います。

 

追記:

電化されてないアコースティック楽器だと、またリズムや音色や方向性など色々なものが変わりますし、空気の湿度、空間の広さでも、音楽は変わっていきます。坊さんの声明など、また歌い方も目的も違いますし、和声系の合唱などでも価値観が変わってくる。

電化された生楽器のバンド歌謡の形式に合わせた歌い方とリズムが最高みたいな価値観は、実はもう時代の支持をあまりうけていない、たぶん年齢の高い一部の男性方に限定されてきてしまっているのではないでしょうか。