1月の℃-ute陣営のメディア戦略

1月の℃-ute、自分はほとんどテレビとラジオで楽しんでました

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ぷっすまの感想は今後の記事で書くとして、この記事は全体的な話を。

 

1月のメディア戦略を考えると、まず基本として個別売りをしていると思う。加えてシングルメディア戦略としてMusicるTVがあり、これにはプロデュースと作詞が湘南の風のShock Eyeさんという、メディア的にも記事に出来るようなようなファクターがある。さらにバラエティというか、「℃-uteのダンス」として、ぷっすまのアイドルダンス部があった。

個別売りは、岡井ちゃんのアップフロント的なバラエティタレントとしてとにかく数多くの番組に出る、愛理ちゃんの鈴の屋さんのCMとNHKのアイドル企画番組のドラマ、舞美ちゃんのラジオドラマ?やドラマゲストの再放送、なっきぃ秩父いちごアンバサダーと西武鉄道のオールなっきぃいちご電車となっている

萩原舞ちゃんは年齢も低いし、とりあえずソロラジオで訓練中だ。

アップフロント的には二十歳になったタレントはバラエティに積極的に進出させる事が多いようなので、岡井ちゃんと愛理ちゃんは問題なくテレビ進出が可能だろう。

 

アップフロントの企業としての強みは、バラエティ番組へのコネが大量にある事で、それは今回の岡井ちゃんの状態を見てもわかるだろう。道重さんのロンドンハーツ、桃子ちゃんのメチャイケ運動会などのような事がなくても、岡井ちゃんをたくさんの番組へ出演させることが可能だ。

 

岡井ちゃんのバラエティタレントが成功するかは全くわからないし、そもそも℃-ute的にプラスになるわけでもないのだけど、アップフロントの強みを生かす戦略としては必要なのだろう

 

メディア戦略で難しいのは、現代のアイドルにとってゴリ推しはマイナスになりやすい事だ。ファンは自分達で発見する喜びを尊ぶ傾向にあるので、やりすぎるより、控えめにそっと推すくらいの方が、上手くいく可能性が高いだろう、と当ブログでは書いてきた。

かといって、どこかで真剣に推さなければならないのだから、ここらへんのタイミングは難しいだろう。

で、まだゴリ推しするタイミングではないと、当ブログでは思っている。そういうわけで、一気にメディア攻勢を仕掛け始めた1月だけれど、けっしてゴールデンへのゴリ押しをやっていない、1月のメディア戦略は、全体として評価したい。

個人的には電通タイプの空虚なワードや映像動画が嫌いだ。世間的にもこれを嫌う人たちは年々増えているだろう。

メディア戦略として、今回一番評価したいのは、プロデュース+作詞のShock Eyeさんを選んだことだろう。作曲に新人のkougaさんだけだと、バラエティ番組ように1曲作ったという認識になってしまうが、湘南の風の人が作詞プロデュースという事になれば、これは

℃-uteが新しいことを始めた」という「実質的な」市場へのメッセージになる。

℃-uteの曲が冴えないというのは、ありがちな意見であるし、つんくちゃんが足をひっぱっているというのも、ありがちな市場の認識でもある。個人的にすべてのつんくちゃん曲が悪いとも全く思わない。

 

あと、なっきぃのいちご大使には感激しました!!こういう事はどんどんやろう。アイドルとしてイメージが良い。

鈴木愛理の成人式のCMおアイドル的にイメージが良いだろう。

博報堂は全体的な戦略として、アイドルに直接的な商品流通を担当させたいというものがあって、特に現在、でんぱ組.incが尖峰になっていると思う。

ただ、でんぱ組.incは商品戦略として成功している部分もあるが、アイドルとしてのイメージを大きく落としている部分もあろう。ただこれは個人の感想で、市場のデーターとして数値的に解析したものではない。ただ2クール目のでんぱ組.incの番組はけっこう改善されていて、自分は面白く見ている。

個人的に博報堂のアイドルを流通戦略にはクリアしなければいけない問題があるとは思った。

℃-ute的に、どういう商品の流通が考えられるなかなか難しいと思うのだけれど、誰が頑張ったのか知らないが、愛理ちゃんとなっきぃの事例はアイドル的にもイメージがよく、℃-ute的にもストーリー性がはっきりしており(鈴の屋さんとの関係は長いし、秩父なっきぃがテレビ番組で訪れている)、説得力のあるメディア戦略だったと思う