モラトリアムの青春群像「AKB」が一方的に価値を剥奪された「アイドル戦国時代」
AKBはモラトリアム期にある大人になりかけに少女たちの危うい魅力と青春群像を描いたアイドルグループだ
卒業を意識させる事にモラトリアムを描く「10年桜」
青春のみんなの楽しい一コマ「涙サプライズ」
大人になりかけた少女たちのみずみずしく危うい魅力「ポニーテールとシュシュ」
どのMVもその魅力を描き出そうとしている
2010年から2011年にかけて2大アイドルアイドルヲタ、道重さゆみと福田花音が「アイドル戦国時代」という概念を掲げた
証拠はないのだが「アイドル戦国時代」という「言葉」を発したのは福田花音らしい
また2010年頃から道重さゆみは娘。以外の他のアイドルの事を考えたりするうちに、自分達のおかれた状況を意識し始めたようだ
2011年自分のユースト番組で、打倒AKBに対していつ立ち上がるんだ、今でしょ、と激しい煽りの発言をしだす
アイドルアイドルヲタはアイドルとヲタの感性を同時に併せ持ち、この二人が他のアイドルグループに対して強い闘争性を抱き、煽り始めたのは、ヲタ達の心理と何か共通する構造があったのだろう
2011年「モラトリアム青春群像のAKB」が、道重さゆみや福田花音らの口撃により、一方的に悪い大人の支配する悪の帝国アイドルグループにされ「大人になる寸前の少女達」という価値を剥奪されてしまった
思えば2011年、秋元先生や電通AKBチームは「アイドル戦国時代」という言葉が広まるのを嫌がっていた印象があった
2012年4月モーニング娘。は突然、歌詞にもダンスにも強い攻撃性を持った「恋愛ハンター」というシングルを出す
衣装の色はどうもバルチック艦隊を攻撃した我が軍の旗を模したようであり、またダンスはインベーダーであった