仮説「ハロプロDD戦略」

日比谷野外公会堂ライブで両A面シングルの1つの曲を3グループが同時に発表した。曲の方向性は℃-ute系の曲でダンスも℃-ute系だった。この仕掛けはどのような意図の下に行われているか考察しよう。

仮説の一つに「ハロプロDD戦略」を上げておきたい

現在ハロプロへの顧客の流入の恩恵を一番受けるグループは℃-uteだ。ハロプロ内でのポジションがそうさせている。実際、娘。新規のファンはそのかなりが℃-uteのライブに足を運ぶ。逆に恩恵を受けていないのがBerryz工房スマイレージだ。特に℃-ute新規層のBerryz工房への無関心は激しい。

ハロプロ全体へ効果のありそうな新規客が増えているグループは娘。と℃-uteだ。この新規客をできればハロプロ全グループへ還流させたいといのが事務所の本音だろう。

℃-uteご新規にスマイレージBerryzへの興味を持ってもらうにはどうすれば良いのだろうか。娘。新規は℃新規になる確率も多いので、℃-ute新規に他グループへの興味を持たせることができればハロプロDDの顧客層を増やすことが可能だ。

 

今回、日比谷公会堂℃-ute系のファンがいる中で、スマイレージBerryz℃-ute系のパフォーマンスをすれば、℃-ute新規顧客は、2つのグループに興味を持つのではなかろうか?

両A面シングルなので、もう一つの曲でグループの独自性を保ったまま、℃-ute系のきょくもシングルとして用意する事ができたわけだ。

題名も「新しい私になりたい」「うそつきの私 さようなら」で「転身」「変身」系の歌詞。二つのグループは新しい事をやるよ!っていうことで興味をもたれやすい。

同時に3グループ同じ事をやったために、3つの曲とグループを「比べる」という作業も生じる。この勝敗をつけるようなやり方は℃-uteペースであり、℃-uteが勝とうが負けようが、勝負させるという雰囲気を作るだけで、すでに結果的に℃-uteの勝ちであり、スマイレージBerryz℃-uteのペースに巻き込まれている形であるが、巻き込まれた方がDD的な恩恵は受けやすい。

しかしスマイレージ自身、Berryz自身のプロモーションとしては最低だ。どちらもあまり勝負といった雰囲気で利益がだせるチームではない。スマイレージも本当はハロプロ以外の対バン戦略を改めた方が良いし、Berryzハロプロ以外の対バンはできればしない方が良いのではなかろうか。顧客を流出させる可能性が高いし、パフォーマンスが雑になる。