ももいろクローバーの苦戦

ももクロのネガキャンしてるわけじゃなくて、℃-uteが規模を拡大していくのに、どうしたら良いか考えるための分析です

 

規模が大きくなる前の、ももクロの特徴は、興味ない人を振り向かせるキャッチーさとか敷居の低さ、飽きやすさだった。

ざっくりした話になるが、この特徴で規模を拡大するには、コンサートの数を少な目にして、露出させれば良い。ももクロなら、ちょっとした露出でも、ファンを増やせる派手さがあるし、あとはコンサートやその他の企画に参加できる回数を減らして、消費を抑えれば良い。

十分大きくなった所で、CMやコラボ商品、映像作品で回収すれば良い、ハズだった。

 

ところが、いまいちCMやコラボ商品が増えていない、という事なのだろう。シングルやコンサート、テレビ出演、お金を投資しないといけない企画のスケジュールが苦しくなりつつある。

悪夢ちゃん映画化のタイアップは来年だし、ペプシライブも遠い話だ。CMも契約は継続してるが占有時間のある大きな企画にはなっていない。

相変わらずシングルもツアーの発表もなく、新規テレビ番組もなしだ。

 

おそらく日産スタジアムライブために資金が減っているのだろうが、それでも「変調」してる感は、ありありだ(人気じゃなくて)

日産ライブにたくさん人を集めたで、CMコラボがバーンと増えれば良いのだが。

夏菜子の日本テレビジャック番宣も視聴率がふるわなかったため、CMコラボなどの交渉の武器にはできなさそうである。

 

ももクロの場合、いつでもホールコンツアーをすれば、お金を生んでくれるので、とりあえずの崩壊はない。ホールコンツアーを始めたら、台所が苦しいんだろう、ぐらいに思っておけば良いと思う。

ただ「非常に飽きやすい」という特徴は変わっていないはずだし、公演数を増やすと、ももクロは技量がないので故障の危険が高まる。

もしかしたら撤退戦の雰囲気に転ぶかもしれない、そこも危険要素だ。

 

日産スタジアムでCMコラボ商品が増えなかったら、それが増加しない原因は規模や人気でないのだろう。

きゃりーぱみゅぱみゅがテレビ(というか印刷物や雑誌とか商品とかテレビの話題とか)の人気物に近づくのと比べて、ももクロのならなささは、非常事態というくらいものを感じる。

ビジネスモデルが今の娘。的なものだったらホールコン回しで良いわけだが、ももクロはそれをやらない大規模売り出し、CM商品クライアントからの回収路線に踏み切ったのだから、計画がうまく行かないのは、なかなかに辛い。

 

℃-uteはどのくらいの人気の規模で、どのような公演をするか、クライアントはどのくらいとって、どの程度の売り出しをするか、そこらへんの戦略を考える上で、ももクロの現象を見守りたい。

 

とりあえず今のところ℃-ute陣営は、狙った地方、狙った層を確実に制圧していくような、精密なプロモーションを行っており、これが成功すれば大規模資金での大規模売り出しは必要なく、47都道府県ツアーに最短で近づいてる事になる。

名古屋攻めと仙台攻め、北海道攻めと局地戦を戦っている。特に名古屋をとったグループが天下をとる、というつもりくらいの勢いで攻めている。そろそろフォレストホールを陥落させたいところだ。