女子アイドルのファッション性

2012年のJUNONコンテストの写真。2013年も出演してる

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ファッションリーダー的な女性アーティストをCMや商品コラボで売り出す、というのがPOP界の全体的な手法であり、きゃりーぱみゅぱみゅはこの路線にうまく乗れている。

Perfumeもこの路線に乗れているのだが、きゃりーぱみゅぱみゅとクライアントの奪い合いになってしまっているのがマイナスだ。

どちらも、かっこいい、おしゃれ、スタイリッシュ、というイメージがあり、CMコラボ商品のスキームに乗りやすい。

 

全体的なPOP界の流れとしては、技量のある女性アーティストがほとんど引退してしまい、技量が達していないようなアーティストが多くなり、これまでJ-POPアーティストを応援してきた女性達が、その対象を女性アイドルに向け始めた、というのが2011年くらいからの流れであり、2013年にはその流れが、かなり本格的になってきている。

 

ももいろクローバーはそういった、女性顧客層の女性アーティストから女性アイドルへの流れをうまく掴んだが、ももクロを応援している本人たちには、ファッション性やかっこよさがあると思っていても、パブリックイメージは、ド下手な歌とダサくて変な事をやっている「ハロプロ的」なアイドルグループ、といったイメージを持たれている。

この流れを変えようとしたのが、現代的なファッション性を目標とした5thDimensionツアーではないかと思うのだが、これはあまり成功せず、パブリックイメージを覆すには至らなかった。

この状態だと、ファッション性やスタイリッシュ性を使ったCMコラボ商品のスキームにフィットしていない。これが、ももいろクローバーが現在、クライアントの確保に苦戦している理由ではないかと推測している。

 

きゃりーぱみゅぱみゅは規模を大きくしないでも、多くのクライアントを確保し、ももクロPerfumeまであと一歩という規模に達したが、クライアントの獲得に苦労している。

 

℃-uteはファッション誌への進出を本格化させており、上の写真のように2012の春にはJUNONのイベントに出演していた。5人中3人は単体でファッション系の雑誌に出せるようになってきているし、舞ちゃんもネイルの雑誌かなんか?というブログを読んだような?

クライアントの確保には、ファッション誌の表紙を飾った方が良いだろう。

ももクロの例を見てると、規模をあまり大きくすると動きが取りづらくなる割に、クライアントは増えない、という事実だ。

規模を早急に増やさずに、ファッション誌やファッション系の物事に進出し、℃-uteはおしゃれでスタイリッシュというパブリックイメージを作り上げた方が、商業的に有利なのかなと思う。