ハロステ33で武道館初披露℃-ute『都会の一人暮らし』感想

あんまハロプロで見たことないダンス!

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ダンスの事は全く知らないが、なんとなく最近のハロプロで見たことないようなダンスに挑戦してる!よくわからないけど、なんかダンスグループのダンスをアイドル風にして見ました的な印象でかっこいい!アイドルダンスってゆーより、ダンスグループに近づいてる!って素人的に思った。

いつでも新しい挑戦をする℃-uteちゃん達、素敵!

当ブログでは陽調のメロディは、AKB的な薄い歌謡曲メロディが℃-uteちゃんに似合うと主張していて、今回の曲はそれに近づいた格好になった。

ただ正確には、薄い歌謡メロディは、森高系のメロディになり、全体的には電波ソング系の構造に近い曲になった。

『私が本気を出す夜』を聞いて、自分も℃-uteちゃん電波ソングいける!って思ったから、これは嬉しい。

℃-uteはアニメ声系であり、歳も20歳以上のアイドルと考えた方が良いので、電波系によせておけば、あと10年くらいはまだ問題なく活動できそうだ。このくらいの歳の女子のかわいさや華やかさを表現するのに電波系は良い相性だろう。さりげなく少しずつアニメやコスプレに寄せておけば、水樹奈々くらいの歳でも大丈夫。

ハロプロのアイドルっぽい衣装のままだと、低年齢に似合う格好になってしまうから、今のうちに少しずつ衣装ややっている事をシフトしていったら良いと思う。

でんぱ組inc.は平均26歳くらいだし、Perfumeも似たようなもんだ。うまくアニメやコスプレ重視系へシフトチェンジしていけば、℃-uteも問題なく長く活動できる。

『都会の一人暮らし』の音楽的特徴は薄いメロディ(森高系)と、パーツ毎のつなぎ目が不自然に作られていて段差がキツイ電波ソング系、の2つだ。パーツ毎(Aメロ、Bメロ、サビ)のつなぎ目の不自然さや、パーツ毎にかなり違う事をやるという事でスピード感や華やぎ、お祭り感を表現していくのが、電波ソング系だ。

ゆえに、スマイレージのアルバムの『新日本のすすめ』などは電波にしようとして、全く電波にならなかった致命的失敗作。スピード感が致命的にかけているし、演歌がスピード感を止めてしまうので、演歌パートは電波ソングに相性が悪い。またパーツ頃が音楽的に綺麗になだらかに自然につながってしまっている。もっと不自然に聴き心地悪くつながないとダメだ。(もしかしたらイメージ電波じゃなくて、ドリームシアターとかだったのかもしれない。つなぎ方はドリムシっぽい気もしないでもない。ただ今のアイドル界なら電波風につながないと。ドリムシ系プログレのつなぎはアイドル的にOKではない気がする)

『都会の一人暮らし』のスピード感はかなりあり、アイドル界のスピード狂「でんぱ組inc.」に肩を並べられる曲がある。

「でんでんぱっしょん」>>「ノットボッチ」>「都会の一人暮らし」>「W.W.D」

くらいの場所に位置していると思う。

それがいいのか悪いのか客観的な判別ができないのだが、今回はこれで良いが、次回もうちょっとスピード感があると、さらに面白いんじゃないかとも思ったりする。あまり突っ走ると大衆性を失う可能性があるので怖いのだが。

どこが大衆性を失うラインか、まだ研究が足りないので、自分には判別がつかない。

「都会の一人暮らし」はメロディのフレーズ単位をメロごとに変更している。

Aメロは変則で12打ちあたりが多く、Bメロは8打ち歌+8打ちインストというコールを重視したAKB風フレージング単位、サビはハロプロに多い8打ちフレーズ。

こういう曲は、サビだけ全く別の事をやって、そこが非常に大衆性のあるサビらしいサビである事が重要だ。

この曲は森高風のサビで大衆性のある陽調のサビだろう。

でんぱのノットボッチやでんでんぱっしょんは、サビのフレーズ単位が4打ち単位で短く、それを畳み掛ける事でスピード感を作っている。「都会の一人暮らし」以上のスピード感を作るにはフレーズの単位を4打ちにしたり、早口の歌詞を入れたり、と新しい要素を入れる必要があるだろう。

早口歌詞は℃-uteちゃんに似合うのはセカハピや誰恋や本気夜でわかっているので、ぜひ挑戦して欲しい。