イベント現場系ヲタをteam℃-uteに引き込むための分析

戦いが始まる! in 武道館

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「歌やダンス」のライブに来る人間(現場系ヲタ)は、男性はそれほど多くなく、女性は規模が大きい。この市場は圧倒的に女性現場系優位だろう。

アイドル現場においても男性と女性では現場系女性ヲタの規模が多い。

アイドル以外のイベント系は、プロレスは男女にそれほど差を感じない現場だ。サッカーもそれほど差は感じない。

女性アイドル現場はこれまで男性ヲタが多かった。ダンスや歌を楽しむ男性現場系ヲタの市場規模は少なく、それに色恋営業やキャラクター性、「その他」の付加価値をつけて、「歌やダンス」現場系ヲタ以外の、男性を引き込む事によって女性アイドル市場を作り上げたと推測できる。それがモーニング娘。であり、昔のハロプロであったろう。

AKBグループは然程「歌とダンス」の現場に拘ってはいない。娘。が開拓した付加価値の部分を、「歌とダンス」以外のイベントを作って、さらに拡充するという方法論であったろう。むしろ『付加価値』と思われていた所に『アイドル性』が生じている事がはっきりしてきた。

ももクロはちょっと違うアプローチをした。「歌やダンス」+「付加価値」という構図ではなく、イベント系現場ヲタをアイドル系現場ヲタへ引き込む手法を開発した。例えばサッカーの現場は、実際にはサッカーだけを見せているわけではない。現場へ行けば、たくさんの出店があり、入口の所で吹奏楽が演奏していたり、たくさんの人がスタジアムに入り、メンバーが練習しているところから、オープニングショー、選手紹介、サポーターのコール、色々な要素を組み合わせてサッカーイベントを盛り上げる。

「歌とダンス」と言うが、それだけだと、その部分の現場系ヲタの市場規模は非常に少なく、むしろそれ以外の部分がメインであり、どうアピールするか、どのように作り上げるか、そこが重要になってくる。

あまりに「歌とダンス」を軽視すると、アメリカプロレスやハッスルみたいなカンジになっちゃって、台本とショーしか存在しなくなってしまうが。

「歌とダンス」で自然にアイドル性を表現できてる事、歌やダンス以外のイベント、ももクロ流のショーアップの手法を取り入れること、そこらへんがこれからのアイドルには必要だ。