「板垣祐介」が実際は作曲も手がけていたら(その3)

AKBグループのギンガムチェックだけだと、わかりにくいと思うので、井上ヨシマサの「真夏のSounds good」を上げておこう。

イントロがまさかの鈴木Daich風に始まるが、作編曲ともに井上ヨシマサだ。

メロディは典型的なヨシマサ節であり、つんくちゃん癖とは明らかに異なるのがわかるだろう。井上ヨシマサは自分の好きなアイドル曲作曲家の一人であり５本の指に入る。たぶん１番好き、というくらいヨシマサのメロディが好きだ。

これに秋元先生の歌詞がつくと、頭に浮かぶ情景とコード進行とメロディが密接に絡み合った詩的な世界が展開され、これが大変に美しく、秋元先生の作詞が非常に高いレベルの仕事をこなしているのがわかる。

この典型的なAKBグループの曲の後に、板垣祐介のギンガムチェックを聞くと、AKBグループの曲の中でも、ちょっと色合いが違うと気がついてもらえると嬉しい。そして、つんく節にすごく近いのだ。