「ハロステ#42」感想

スマイレージMV「ええか」

MVのセンスの方向性が良かった。2期の魅力が出てる方向になってきたと思う。ヤッタルチャンでようやく方向性を掴んだのだろうか?曲のセンスも良くなったが、気になるところもいくつかある。ラップ部分は、やはりもっと今のアイドルらしいラップにした方が良い。つんくちゃんがやるようなラップは、女の子のかわいらしさを表現できていない。このラップ部分は、画面の構図といい、悪い意味でのハロプロ臭がキツすぎる。

AメロとBメロは似たようなカンジで進んで、サビで少し変えてある。サビのセンスは向上しているだろう。変なブレイクや、はっきりした終止形を作らないようにしており、この曲に似合っていると思う。

順調に地下アイドルに似合いそうな曲になっており、300人程度の箱で爆発力があるか、どうか、がこの曲の評価になるだろう。

 

J=J「いじわるしないで抱きしめてよ」

金澤朋子ちゃんのリズムが相当ふらつくのがわかった。これだとまだパートを増やせないんだなと思った。かなとものリズム力が上がって、もっとパートが増やせるようになった時が、楽しみだ。

あと全員息が上がって苦しそうだ。ここらへんの処理の技術の上達が望まれる

 

Berrz工房「もっとずっとに」

何度も言うけど、曲とダンスのフリのおかげで、ベリーズ工房が凄く下手に見える。あと衣装のせいで、すごく太って見える。曲調に合わせて、輪郭がはっきりしにくいリズムで歌っているのだが、アレンジの音が鋭角でリズムの輪郭がやけにくっきりしていたりして、おかげでベリーズがものすごくリズムが悪く聞こえるのだ。こういう曲調なら、ストリングスにして、ベースももっこりさせて、ペダルふんだピアノでルーズな感じにするのが適当かと思うが、それだとムード歌謡になる。

というか完全なるムード歌謡の曲を、こういうリズムの輪郭を作りすぎるアレンジにしたら、めちゃくちゃ破綻しそうな気がするし、結果、破綻している。

 

スマイレージツアー

前のヲタが異常に地下っぽい。まあとりあえず上半身振り回して煽って盛り上げるという地下アイドル系のパフォーマンスを目指していたので、そういうタイプの客がつくし、それにふさわしいキャパでライブしているから、まあ狙い通り!と言う他ない。自業自得というしかないのが悲しいところだ。

地下アイドルにしては爆発力が乏しい気もするので、それはそれで良くない。もうちょっとこのキャパに合った曲を増やさないと、このキャパで安定したライブにならないんではなかろうか?

これはナルチカという企画でも気になるのだが、例えば℃-uteは現在、新しい曲は基本アリーナクラス前程の曲であって、この地下アイドルキャパには全く向かない曲だ。悲しきヘブンが1000人超規模クラスのライブハウス向けの曲なので、ヘブンは350人規模でも多少なんとかなりそうではある。ホールコン規模の曲でも1階目指して作った曲か、2階目指した曲かによっても異なってくる。

要は、スマイレージ以外(娘。はなんだかホール向きじゃない曲があるような気がするが)ある程度、大きいクラス向き、特に℃-uteが大箱系の曲になっているので、狭い箱でうまくいかないと思うのに、ナルチカをやっているのが問題があるような気がする。

というのを地下アイドル規模系スマイレージの映像を見てて、改めて思った。

 

娘。「What is love」

やたらにダサいメロ。プラチナ期の未発表曲をEDMでアップデートしたような曲。というか、それやったんじゃないかなぁとかなり疑ってしまう。

娘。ってダサいからね、こういうのが娘。ヲタは好きなんでしょ!って、そんな風に達観していまう曲。

あまりに泥臭くてダサくて、かかわりあいになりたくない曲。