都会の一人暮らしの抑揚系メロディの処理について
とくに岡井ちゃんパート!

℃-uteは、ベリーズみたいに12音平均律に素早く音程を合わせていく歌い方ではなく、現在のメロディの主音に対して上がるか下がるかで、音程を合わせている、抑揚系の歌い方で、これまでの℃-ute曲も、あまり音程が飛ばない、あまり細く音程を動かさない、という法則が守られて作曲されている。
ベリーズの場合は、12音平均律に対して絶対的に瞬間的に音程を合わせている事が多く、自然と音程の起伏と、音程の飛び方が大きいメロディが多いガールズポップスが主流であったのだが、人気が出ないためか、ロックエロティクなどの最近のシングルが℃-ute系の音程が飛ばないメロディであり、もはやベリーズの良さなどは、気にしない、という方針が感じられる。
つんくちゃんは℃-uteに良いような抑揚系のメロデイが得意だし、そういう曲を書いてくれて、マイナーリズム歌謡はそれで良いのだが、メジャー調では、すこしねばりと湿気がありすぎるきらいがあった。これは板垣作曲(アレンジ)でも似たようなもので、これが板垣が作曲した時に、非常につんくちゃんに似てる、と自分が考えているポイントだ。
「キャンパスライフ」が板垣曲のメジャー調。
たとえばサビの「生まれてき→てぇ」「良かった→わぁ」と→印の所で音程が上がって、抑揚しており、これが抑揚系の良さであり、キモだ。
ただ、もう少し、軽く、湿度を低くして、なおかつ抑揚をきがせた方が良い、というのが℃-uteメジャー曲の課題だった。そのほうが、20代かわいさがでる。ヴィクターヤングより、リチャード・ロジャース的にした方が良いと考えていた。(アメリカのミュージカルの作曲家)
都会の一人暮らしBメロは中々よくできている
岡井ちゃんの歌う「中学時代の恋」のコード進行がE♭でルートを固定したまま、コードがE♭→A♭→E♭で進行する。メロディが|G GG |A♭A♭A♭GFG|
となって、GからA♭半音上がるところで、コードがE♭からA♭に移動して、メロディがGに戻るときE♭にもどる。
このルート固定で、コードだけ変更しながら、半音上昇させる抑揚が、湿度やねばりを抑えつつ、抑揚を実現しており、この手法が℃-ute曲にとっての、一つの正解だと、自分は確信した。
Bメロのなっきぃ部分、「なんとなく懐かしいな」は、|Cm|Fm|B♭|と転調気味に推移していて、最後のB♭でメジャーが強く出てる事で、ドミナント進行ではないけれど、解決したような色合いの変更があり、そこに|GGG|A♭A♭A♭FCB♭|
のベタな抑揚が、急激な色調の変更でうまくまぎれて、ここも湿度やねばりけを抑えている。明示的でない転調による解決と、抑揚を同時に合わせたやり方で、これも℃-ute曲にとって良い解決手法だ。
これらは、今後のメジャー調の℃-ute曲で、引き続き使用していくべきだろう。