色々なファン層への到達の仕方

女性誌Rayの譜久村ふくちゃんコーディネイト

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コート39900円 レッセバッセ

ワンピ9975円 BE RADIANCE

ブーツ29400円 ダイアナウェルフィット

バッグ5985 ピンキーダイアン

のコーディネイトらしいです。

 

福家書店などの握手会で着ているようなハロプロのもさい私服風衣装じゃなくて、ブランド系の衣服でちゃんとコーディネイトすると素敵で、新しい魅力が出る。

田舎っぽさ垢抜けなさ子供っぽさを狙う、従来の田舎の垢抜ける前の女の子という石田亜由美的なアイドル像では、このタイプの服装ではよくないのだが、譜久村ふくちゃんの用に都会のお嬢様なら、こういう衣装の方が、その魅力が出ているだろう。

ハロプロは、スタッフ、音楽、アイドル、ファンと、同じものを閉鎖的に楽しむ習慣が長く、すっかりそれ以外の人に響かない特殊な環境を醸成していた

外とのコラボを多くすれば、ハロメンの新しい魅力が引き出され、それが新しい層へ到達し、新しいタイプのファンが増えてくる。

℃-uteは都会っ子であり、しかし原宿派でもない埼玉から群馬までという東北関東的な雰囲気を醸しているグループで、娘。のような『上京物語』組とは違ったタイプのアイドルだ。

そういったスタイリッシュな面、℃-ute陣営がプロデュースしていたのか、つんくちゃんの個性の6割以下で作られた、つんく濃度の薄い楽曲、インターネットの活用などにより、従来のハロプロを好む層とは異なる、ファン層が増加した。

外のスタッフを入れたり、外部と手を組んで、ハロメンの新しい魅力を引き出し、色々な層を惹きつけるようにするのが良いと思う。

純粋培養とつんくプロデュースで魅力を一つに凝縮させ、テレビによる宣伝という上意下達的なツリーシステムより、各種専門家に担当してもらって魅力を混合させて、各種ファン層へダイレクトに到達するリゾーム(ドゥルーズとガタリ)的なシステムが良いだろう。

娘。のように電通的なワードを作って、一点突破的にテレビで流行っている宣伝するより、多数の魅力、多数のコラボにより、色々な層へダイレクトに届ける、様々なファンを獲得する、のが良いし現代的だろう。

そもそもアイドルは、ダンサーでもないし歌手でもない。ダンスがうまい、歌がうまい、だけではアイドルの魅力ではない。色々な活動をして、色々な魅力を見出させるから、そこにアイドルがある。

アイドル衣装とアイドルダンス、それ以外にも演劇や朗読劇、写真、(テレビに限らず)バラエティ的なトーク、ライブツアー、CD、ユースト、ラジオ、カップリングや二次創作、など色々な活動があって、色々な場所にはまっているのが、アイドルヲタだろう。AKBは露骨にそのタイプのアイドルだ(歌とダンスを疎かにしすぎている所があるのだが、上手いメンバーは上手いが、経験や日頃どれだけやっているかが、プロとしての上手さを決める部分もあるので、なかなか難しい所だろう)

バラエティ的なメンを見せるなら、ハロプロが自己でやるより、ゴッドタンが企画したら、℃-uteの新しい魅力や℃-uteのライブが楽しそうという魅力が、たくさん引き出されていた。これで新しい層に届くわけだ。