1月17日 Girls Live感想

テレビの感想。

 

一部で音の事で問題になったので、最終的に二つの環境で聞き比べてみた。この番組、最初見たとき、テレビの音源だけだと妙なカンジだったので、どちらかというとアンプ向きの音になっているのかなと、アンプを通して部屋に複数あるスピーカーで番組を見ていた。

他の人の感想で音と声がズレているという話があったのだけど、全く言っている事がこちらの状況と噛み合ってこない。

自分の環境だと、かなり音が歪んで、つまり各楽器の聞こえている(おそらく周波数の違いにより)バランスが非常に悪く聞こえていた。また、どの曲がズレている、という話でも、全く話が噛み合わない。

 

もともと、SATOYAMAのときは、アンプ経由では聞けなかった。カメラによって音の構成が変わってしまい、いくつかのマイクからの音をミックスした状態になっていて、スピーカー配分が曲中でどんどん変わってしまっていたのだった。

それが、この番組になって、一定のスピーカーで聞こえるようになったので、アンプを使えるようになった。ただ、おそろしく奥に?定位しているのか、前のスピーカーからしか聞こえない。

自分は詳しくないからネットで聞いた話だとライン録り??のカンジなんだろうか?正直、録音手法についてはよく知らないので、間違った話の覚えてしまったような気もする。まあ異常に音が篭っていて、とくにボーカルがすごいこもっていて、遠くからゆっくり響いてくるように聞こえる。

 

テレビだと音が歪んでるのが、あまり聞こえなかった。でもテレビの二つのスピーカでも自分だと、横や後ろから音が聞こえてきて、頭の中で音が空間をもって定位されて聞こえてきていた。

同じテレビが実家にあるのだが、実家で見ると、さすがにそういう風に音の空間が広がらないので、たぶん自分の部屋の反響で、そう聞こえてるのかな?

実家から自分の家に戻った時に、やけに音が良かったから。

 

自分だと音の定位によって空間を意識して聞くから(勝手に聞こえてしまうから)、音がズレているんじゃなくて、位置や距離を感じてしまうが、音のタイミングがズレて聞こえる人は、録音音源による定位を頭の中で再現できず空間に音源を定位させて聞く感覚が無いから、タイミングがズレて聞こえてしまうのかなぁと思った。

もしくは特定の状況だけ空間に定位できるけど、それを超えると定位しきれない?つまり頭の中で空間を作れるサウンドがかなり限定されているとか。

(音の空間をスピーカーやヘッドフォンでイメージするって、非常に脳の情報処理を使っている。実際にライブハウスで音を聞いているときは、まあそのとおり聞けば良いのだが、これをスピーカーやヘッドフォンと、音源を作るときのデジタル処理で実現しようとするのだから、脳の情報処理が、そうとうイメージを働かして、もしかしたら視覚と連動して、音の空間を再構成しているのだろう。間違いなく非常に難しい脳の想像力が試されている)

(脳の想像力を補うために、じぶんの家だとスピーカーを複数配置して、さらに部屋でいろいろ反射を吸収させたりとかで、部屋に音場が満ちるようにして、さらにデジタルプロセッサーが計算して、各音のタイミングを修正して各スピーカーに音を配って、音に空間を作っている。これを開放型とか閉鎖型のヘッドフォンだけでやろうとすると、たぶん、相当に困難な脳の作業なんだろう)

 

音源は、各音の位置や反射で空間を作るけれど(音をパソコンでデジタル処理してみるとわかる)、それをちゃんと頭の中で再現して聞こえるのが、おそらく大抵の人だし、またアンプやスピーカーがそれを助けてくれるが、その空間を頭の中で作れない人がいるのかもしれない。

 

自分のデジタルアンプを通すと、いろいろ修正されてしまうので、テレビで聞いた状態と、全く違った。おそろしくトラックとボーカルのタイミングというか位置が違った。テレビで聞くと、悲しき雨降りは、相当遠い後ろに位置して篭って聞こえる。これをタイミングが遅れているという人は、後ろの位置をタイミングがズレていると聞こえるのかなと思った。たしかにデジタル的には後ろ、というのは微妙にタイミングが遅れる、という事で表現してるのだろうから、頭の中で音源のタイミングを空間的に配置できないなら、単純にタイミングが遅れて聞こえるのだろうか?

音のニュアンスが聞き取れない音量で聴いているのかもしれないし。ヘッドホンの音が低音が弱いのかもしれない。最近のハロプロに音楽は(極)低音がしっかりしているので、それが再生できない機械だと、また違った風に聞こえるのかもしれい。

うちだとウーファーも入っているので、EDMも地鳴りのような空気のインパクトも感じるので、やはりEDMの快感は強い。

 

たしかに、テレビだけの音源で聞いたら、音の歪みというより、単に音が変に、そしてボーカルも変なカンジに聞こえた。

 

最近のハロプロの音楽は、貧弱な環境だと再生が難しい音源になってきているし、曲によってEDMだったり、普通のベースだったり、また古い貧弱な曲をやったりと、音の状態が全く違う系統の音楽を次々と演奏しなくちゃなので、曲ごとにデジタルな修正の配分を修正していかないと、おかしなことになってしまうなんだろうと思う。

そんな状態の全く違う曲を、無理矢理に修正していくわけだから、かなりな困難と無理をきたしているのは、なんとなくわかる。詳しくはないが、自分でも録音するし、まわりにPAの人もいるので、今ハロプロがやっているのは、かなり挑戦的な試みなんじゃないかと感じてる。

 

自分の環境で聞くと、けっこう迫力のあるサウンドでなっていて、テレビのつまらない音楽番組より優秀な『ライブ感』があって、この番組の狙いは、けっこう気に入っている。なんか、ハロプロの即売会とか、そういうイベントに参加しているような気分になれる

もうちょっと精度を高めて、もっとちゃんとした状態にまでもっていって欲しいと思う。

(リアのスピーカーから音がでるような作り方になってくれれば!)