重大発表はモリ娘。AUCM契約

「光と音楽と携帯のコラボCM」じゃなくて「芸人とコラボのCM」

15日の記事に予想した光と音楽のコラボレーションCM

http://idealogos.hatenablog.com/entry/2014/01/15/121438

ではなくて、重大発表は森三中のメンバーとモーニング娘。のコラボCMの契約。

自分の憧れのCM、ぱみゅぱみゅやダフトパンクがやってる、音楽と光のコラボだったら良かったのに。

この方向性だと、イロモノ(芸人)アイドルグループっていうイメージがつくかなと思うが、どうだろう？

かっこいい娘。先進的なEDM、抽象的なフォーメーションダンスと、これまでイメージを作ってきた娘。を、いっきにどぶに捨てるような格好になりそうだ。これでコラボしてCDやフォーメーションダンスやれば、さらに状況は悪くなる。せっかく中身を変えたのに、宣伝の仕方を、昔のコネを使って、昔のカンジでやれば、あ、変わってないなっていうイメージになってしまいそうだが、大丈夫なのだろうか？

ただ正直、上記のようになると確信もなく、プロモーションとしてうまくいく気もしないでもない。ただ危険だなぁと思うのだ。

気になるのは、たった１回で強く印象づけてプロモーションの回数を減らそうとする、そういう方向性を、よくアップフロントから感じる事だ。

芸人やタレントじゃないから、テレビ的なで強い印象を残そうとすれば、負の作用も大きく出るだろう。スマイレージの事を思い出す。

CM契約なら、もうちょい普通に露出すれば危険はなかった。それを数多く続けて、なんとなく娘。の事を見る機会多いな、くらいの認知度で、あとはウェブで、歌やダンスや音楽で興味をもってもらう、イベントに参加してもらう、くらいの、ゆるいプロモーションで良いんじゃないだろうか？

℃-uteも芸人とコラボ(芸人自身の企画、芸人バラエティのスペシャリティの企画)しなさいと当ブログで言っているし、基本路線は芸人とコラボでプロモーションで良いのだが、娘。の場合、娘。に加入とか、フォーメーションダンス一緒にやるとか、副作用が強い。これがモーニング娘。なんだ、と言ってしまえば、その通りなのだが、そうすると、今のモーニング娘。と言っていたイメージ作りと、逆のモーニング娘。変わってないなを印象づけてしまう、そういうプロモーションなのではないか？と疑問がある。

そもそも『今のモーニング娘。』というのが、現実を切り取っていないわけだが、プロモーションなのだから、そういう「変わった」というイメージを世間につける事ができれば良い。変わった面だけを切り取ってプロモーションするのは戦略上良いことだろう。

あのオリンピックのシングルと、このauのCMのイロモノ感は、どちらも、モーニング娘。は色物でやっぱ変わってないな、を世間にイメージつけてしまうのではないだろうか？

森三中と茶番をやらないで、きゃりー、ダフトパンクの次に、あの光とEDMと携帯のコラボCMができれば、モーニング娘。も「先進的」な音楽とかっこよさのグループになった、とイメージつけられたと、自分は思う。

注：芸人やタレントは１回で爪痕を残すが、これはテレビという業界で生活するためで、コンサートに来てくれるようなファンやヲタを作る行為ではない。そういう爪痕はテレビの話題の人になるが、多くの敵も作り出す。にもかかわらずコンサートにきてくれるようなヲタを増やす行為ではないわけだ。

アップフロントのプロモーションは、歌手やアイドルもテレビ時代だったときの、爪痕プロモーションを引きずり、アイドルをテレビ的な世界へ売り出そうとしてしまっている。これが１回の企画で大きく印象をつけようとする、テレビ的な茶番を作り出してる。

今の時代のアイドルなら、もうちょっとステマティックに、印象をつけないようにしつつテレビの回数を増やして、そういえば最近よく見るけど、この人たち誰？くらいの慎重なプロモーションのが良いだろう。印象をつけるのは、特定のタイプの人たちが特定の番組を見ているという、方向性がはっきりしている深夜系の番組でいいと思う。不特定多数的な方向性の絞りにくいゴールデン企画で強い印象をつける、というのは企画の立て方が茶番になりやすく危険だろう。

今の時代、アイドルはテレビ業界のために働く必要はないから、芸人やタレントのような生き方とは、別のあり方でいるのだ。

アップフロントの社員には℃-uteはバラエティダメだというイメージだろうが、このくらいがちょうどテレビで売り出すには良いと思う。そういうテレビのお客さんにならないけど、適度にテレビに出る歌手やアーティストは多く、テレビでプロモーションしてるわけだ。

こういう普通のレコード会社のプロモーションを℃-uteに行って欲しいと思っている