いろいろ脇道にそれたお話、ビジネスに関して

℃-uteの新曲の話をする前に少し脇道にそれてみよう。

悲しき雨降り」はJAZZ系の曲で、このタイプの曲は、曲の推進力を減速させない、できれば加速させる、そこが基本だ。悲しき雨降りは、この原則ができている。

℃-uteスタッフが音楽を(おそらくはつんくちゃんに)発注するとき、支持しているのだろうか?ハロプロの中でも℃-ute曲は、あまり破綻していない。ハロプロつんくちゃんが曲を構想して割り振っているような宣伝をしているが、曲はチームで作るもので、一人の霊感で決まるようなものではない。ハロプロというブランド価値を作るために、有名芸能人をプロデューサーにして、さらにメディアで価値を強引に引き上げた、アップフロントお得意の手法だろう。キャラメルの時もそれでうまくいった。今回、娘。ワンフォーも同じ手法だ。

2000年当時はその手法で曲の価値を引き上げられたが、今の時代、有名芸能人プロデューサーでは、音楽が売れない(消費者が騙されない)と言われている。テレビ万能や有名芸能人の世の中ではなくなった。

今の時代、アイドル業界は芸人やタレントのようにテレビの世界の住人である必要もない、他の歌手やアーティストみたいに、呼ばれればたまに出るくらいのスタンスで、あとはライブツアーをやってれば良くなってきている。

だから、テレビの世界で人気を出す、のような「博打」じゃなくて、きちっとビジネスとして、商品を作って顧客に売るという、既存顧客と新規顧客の計算をして、新たらしい客層を広げている、ビジネス一般の手法をつかって欲しい。

テレビを使うなら、そういうビジネスの一環として、CMをうったりなどすれば良いのだ。

いまのワンフォー売り出しは、昔の芸能界の博打のような売り出し方であろう。せっかく芸を身につけたのに、こんな『低劣』な事をやらせたくない。

AKBもきちっとビジネススキームで成り上がった、そしてテレビは博打ではなく、大量の資金を使って、企業のCMと同じように扱った。

 

℃-ute陣営は、経営に詳しい人を引っ張ってきて、ちゃんと経営とビジネスで、ものを考えられる人間を加えて欲しいと思う