℃-uteちゃんの夏ライブの客席画像を見ながらクールハローを考える

℃-uteちゃんの夏はイベント多くて恵まれてる!

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ハロプロのダサい単色カラフルTシャツの圧力は弱まった!

けれどこれは大きな問題があるとも思う。

何度も言うように、音楽とは非常にわかりにくいもので、こういう風に楽しみます、こういうところが聴きどころです、というのを全力で伝えていかないと、良さがわからない。誰もが聞いたことあって、何度も聞いたことあるようなサビ、という曲なら、そういう音楽を理解してもらう努力は必要ないけれど、そういう聞いたことがある系の「無価値なポップス」以外の音楽は、音楽を理解してもらうためのプロモーションが不可欠だ。

このブログでは「音楽を売るためのちゃんとしたプロモーション」と呼んで、ずいぶん長いあいだ議論してきたし、アイドル界で音楽を売るちゃんとしたプロモーションをしているのは、でんぱ組.incだ、と書いてきた

 

少し違う話をするけれど、いま中国でバーモントの「カレールー」の需要が上がってきてバーモントの中国事業が黒字化したようだ。店頭で、いろいろな野菜を調理して、ルーをこんな風に使います、というプロモーションをたくさんやっている。もちろん売れた原因は、そのプロモーションだけ、というわけじゃないけれど、そういうルーの使い方をプロモーションしなければ、事業が黒字化することはなかっただろうな、という想像はできると思う

 

話を戻して、「ライブではこういう楽しみ方をします」というプロモーションがなければ、℃-uteのライブをどう楽しむか、そういう楽しさは伝わらない。だけれど「アイドルの流行り」に近ければ、なんとなくサイリウム持って、カラフルな服を来て、コールしたりして、楽しむんだろうな、という想像はつくと思う。

なので、然程プロモーションをしなくても、なんとなく伝わっている、というのはある。

ところが、カラーTシャツを売らない、コールをあまりさせない、というライブにしたうえで、全く新しいライブの楽しみ方のプロモーションしなければ、これは、周囲の人たちにライブの楽しさが1つも伝わらない上に、暗黙でアイドルライブのイメージで来た人達もがっかりさせてしまう。

普段あまりコールしない自分でも、都会っ子純情でAre You Ready!を言うのは楽しいし、新規ファンには、Are You Ready!のコールをするのに、憧れている人たちも、けっこういるようだ。

 

個人的には、カラーTが悪いんじゃなくて、カラーTがダサいのが悪くて、クールハローにしたら、娘。はもっとダサくなっちゃったというのが、痛いところ。灰色Tは呆た。年が上目の男性の下着感がありすぎる。ももクロちゃんもでんぱもカラーTは別にぜんぜん気色悪いダサさはなく、ポップなイメージだ。音楽とアイドルの衣装とファンのカラーTとセットで、上手くライブ空間全体をポップな雰囲気に仕立て上げたというのが、アイドル史的な功績だと思う

ハロプロのヲタクって気色悪いイメージが大きいが、ファンになると気色悪い人はいるけど、思ったより多くはないなと思うので、事務所のセンスが、ヲタの気色悪さイメージを作ってしまったのかもしれない

 

夏にマリンルックというのは、℃-uteのイメージや楽しみ方を伝えるのに、悪くはないかなとも感じる。

季節に合わせた服と季節に合わせた曲やってれば、なんか「そういうカンジ」あのかな的な、プロモーションとしての達成率はわからないけど、方向性として、℃-ute感が伝わるものはあるんじゃないかと思う

テレビは客席を映すので、客席のイメージをどう伝えるかも重要だ

 

追記的な話し

「都会の一人暮らし」はMV監督のイメージなのか、レトロポップな配色と図形柄のMVだった。このタイミングのヲタグッズなら、レトロポップ系の色のカラーTシャツに幾何系柄なら、曲とグッズの相性がよくなる

 「心の叫び」は古い映画の雰囲気が大きかった。これに合わせればグッズもそういう系統になる。黒TはメタルTだから、メタルっぽい現場でもないのに黒Tばっかりは、イメージが違いすぎる

「The Power」は、ああいう図柄系のものだから、グッズもそういう系統にしてくれるともうちょっと親和率が高まる、というか、℃-uteちゃんと一緒の世界観に浸れて嬉しい。

やっぱり℃-uteちゃんと一緒の世界観で過ごしたいのに、これをグッズが阻止するのは、やめてほしいし、おそらく、この自分の「アイドル一緒の世界観で過ごしたい」というのは、けっこう流行りの感覚でもあると思う。