「伊達じゃないよ うちの人生は」J=Jシングル曲の感想

ジャンルはブラス音色を使ったユーロで良いかなと思う


Juice=Juice 『伊達じゃないよ うちの人生は』[My life is not just for show ...

前のシングル「ブラックバタフライ」がお気に入りで聴いてる事が多い。作曲技術レベルはどうかなと思うけれど、ありかなしかで言えば、自分には大いにありの曲だった。

Juice=Juiceの曲はずうっと全く好みに合わなかったのだけれど、初めてブラックバタフライで好みに近い曲が発売されたので、次のシングルも期待して聞いてみた。

 

『伊達じゃないよ うちの人生は』

植村さんが関西風の言葉をしゃべってるのを聞いたことがないのだけれど、どうして題名が関西風の言い回しなのだろう?

BPMはおそらく150くらい。

このBPMだとハロプロの(ダンス系)音楽は、大抵ほぼユーロビートに聞こえる。わがまま愛のジョークも音楽のおいしいところの作り方はユーロビートだった。EDMと言いつつ、EDM風の音色を使って古いユーロビートの音楽性で曲作るという非常に恥ずかしい音楽だったので、わがままJは自分の評価は極めて低い。

この曲の作り方は、年端のいかない女の子のみができるぴょんぴょんしたキレのリズムでダンスする、ようなリズムの作り方で、これがハロプロのBPM150付近の根はユーロビートの曲の、音楽的な狙いだ。

しかしJuice=Juiceは、良い年の女性が2人いるし、さゆきちゃんだって高校二年生だったような気がする。植村ちゃんは年齢低めだけど、ロリコンっぽい体の動きができる子でもないし、顔の印象も違う。かりんちゃんだってもういい年だ。

この曲のロリコンノリに、もう体も歌もついていけてない気がする。

 

歌っているメンバーがこのテンポだとリズムが全くとれないようで、2拍を1拍でとっているので、4つ打ちが実際には2つ打ちになってしまって、正直、自分には、この曲が何をやってるのか全くわからない、(歌の)変なリズムが気になって、もう集中力がそがれて、音楽を聞けないのだ。

つくづくJ=Jは下手だなぁと思う。少し前の事になるけれど、現場で聞いたときは、ラインを越えてる、信頼できるパフォーマンスのメンバーは宮本かりんちゃんだけだった。今の時点でのパフォーマンスは最近の現場を知らないのでわからないけれど、もしかしたらさゆきちゃんがラインを超えていたら、良いなぁとは思う。

 

メンバーが4つちゃんと拍が取れてないから、アレンジで裏打ちを入れてないのかな?リズムがずれてる上に、裏打ちが入らないから、音楽が間延びしちゃって、しょうがないし、音楽として、かなりおかしいと思う。

 

修正の仕方を書いておこう。

必ず細かく区切って歌うこと。音をテヌートさせすぎ。次の音と今の音の空白の時間が正しいタイミングでないと、リズムがおかしく聞こえる。

MVを見てみるとわかると思うけれど、メンバーの中でも下手な子達ほど、音が次の音につながってしまってる。ちゃんと切ってるのは、かりんちゃんぐらい。さゆきちゃんも切ろうとはしている。

音を切る位置に一番集中してみてはどうだろうか?

 

もし、つんくちゃんが仮歌をやっていないのなら、歌が下手な子達用に、夏焼雅ちゃんにでも仮歌をやってもらえば良いのに。

 

あとこの曲はタータタータという付点のリズムが多い。これは訓練の一環なのかもしれないけれど、このタータの後ろのタの部分が跳ねてしまっている。もっと強い音量で、もうちょい前へイメージして入らないと、フラットにならない。このおかげで1拍がとれず2拍1組みになってしまいやすく、変なリズムになる傾向が大きい

 

あとはAメロで、歌が前へ半拍食って入ってるメロディだ。「そーりゃたまに」この喰って入った「そ」の次の音「りゃ」、この「りゃ」が遅れ気味というか弱くなりすぎて、リズムが後ろにいったような感じになっている。これも曲のリズムが2拍1組みになってしまう理由だ。

喰って入った次の音も、全く同じ音量とリズムの重さで入らないとダメだろう。リズムの重さが軽く、音量も削ってしまう、これが敗因だろう。「りゃ」を「そ」と等量の重さでノルには、「そ」をもうちょっと早く、そしてしっかりと切り上げる必要がある。つまり、音を次の音までつなげすぎてる

 

2番Aメロで金澤様が「ほーんきなら」とやってるが、「ん」の処理がまずい。もっと音量を上げて「ん」と言わなくてなのだけど、単に「ん」というと絶対音量は上がらない。かりんちゃんもAメロで、らりるれろ系のアタックが弱いんじゃなかろうか。なんとかしてらりるれろ系のアタックを上昇させる手法を使わないと、やはり、喰って入ったリズムの後ろの音の処理に失敗する。

なっきぃみたいな、らりるれろ系の処理も1つの考え方だ。口の構造は一人一人違うので、その人にあった処理方法を身につけて欲しい。