℃-uteのポールダンスについて再考

ポールダンスについて再考

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℃-uteちゃんのプロモーションの戦略について、このところ考えていました

ハテナブログにある色々な事に対して論評するという系統の記事を読んでいると、けっこう日本のアイドルは日本のバラエティで活躍するもの、とか、外国のアーティストは政治主張をするもの、とか、まあ書いてあったりして、それが℃-uteとはズレている、という論評がありました。℃-uteに対して書かれた記事でなくても、その系統の論評は多い。

細かく批判するのがこの記事の目的でないので、さらっと流しますが、たとえば大映テレビドラマ時代のアイドルを思い出しても、日本のバラエティを主戦場としていたわけでもないし、粉をかぶるったり熱湯に入ったりするのが日本のアイドルという論評なども見受けられましたが、そういう概念を定着させたのはAKBなので、それ以降のアイドルの概念という事になります。

つまり、アイドルの概念は時代によって変遷している、と言えると思いますし、それは細かく証拠を並べ立てなくも当たり前と感じるような素直な感覚ではないでしょうか?

 

℃-uteはアイドルとして「新しい事」をやっているので、現代のアイドルの概念を絶対のルールであると思っている論評者達から見たら、アイドルファンから見てズレた事をやっている、という事になりますが、自分はこれらの記事を読んだとき、℃-uteの人気が広がる大きなチャンスがやってきた、と感じました。

今のアイドルに対して遅れた事をやってズレているのはマイナスですが、先取りしている事をやってズレたのはプラスです。つまり新しい時代を作る可能性がある。そういうグループとして℃-uteが認識されている、というのが、このズレている、という言葉にあります。けっして、℃-uteのポールダンスが時代遅れとは言っていない。

「ポールダンス」は、論評記事を書きやすい事項で、一つの概念として℃-uteがネットで拡散している、と気づきました。つまり、ハロプロのアイドルの℃-uteじゃなくて、

「ポールダンス」の℃-uteとして、認識と論評がなされている。

やはり、記号として伝わりやすいツアーの演出と肯定と批判が半々になるような炎上は、アイドルがスターダムにのし上がるには非常に大切なことなんだと、再確認しました。

個人的には、あのようなタイプの演出には、つんくちゃん楽曲の相性が非常に悪いので、歌などつけないで、メジャー調のEDM的なインスト系の曲を作って、非常に明るく運動的な雰囲気でやるべきであると思います。つんくちゃんのマイナー調の曲でセクシー演出をするのが、決定的な間違いだと思います。あと、ポールダンスと関係ないところの振り付けが、頭おかしい?と思うようなものも混ざっていたので、そういう全体の構成の問題がはっきりあったと思います。

あくまで『健康的な運動的なセクシー』を目指すべきでしょう。