アレンジャー

新曲のアレンジャーまで含めた情報が出揃いました

f:id:idealogos:20150219120339j:plain

我武者LIFE

作詞:shock-eye作曲 kouga shock-eye 編曲SoundBreaker

次の角を曲がれ

作詞作曲:中島卓偉 編曲 鈴木Dach秀行

女性中間管理職

作詞:つんく♂ 作編曲:Daniel Melot,Aurelien poudat,Hyon.D,Takanori Tsunoda,Starfan Broadley

 

曲を個性化個別化するというのは、敷居を高くして狭い層に強烈に受ける曲を作るという事、通常これはアルバム曲で行います。

ポップスはいつもやっている曲に違うジャンルの空気を入れて障壁を下げる、そうすると、違うジャンルのファンが上手く障壁を乗り越えてきてくれる、それがヒット曲になり、違う層へとアプローチする曲へとなります。

つんくちゃんがやってきた事は自分がやってきた事の深化ですから、これは個性化であり、どんどん受ける客層を狭めているという作業です。アイドルなので、曲以外で着くファンもいますので、たとえば℃-uteなどはファン層を拡大しましたが、一方で曲はファン層を狭めよう狭めようとするモーメンタムを持っていて、苦労していました。

ハロプロのやってきたことは、シングルでアルバムに載せるような個別化曲を行い、アルバムは手抜き曲をやる、というパターンで、これだとハロプロは曲で「足を引っ張る」という作業をしていたという事になります。

大切なのは、色々なジャンルとそのグループの個性が融和するような曲をシングルでやって、個別化個性化というのはアルバムで行う、という手法が、「曲のポップさ」でグループを売る、という営業戦略になります

 

我武者ライフのアレンジャーはsoundbreakersさん。 ソナーポケットやファンモン、湘南の風の編曲を多く手がけています。これで大体どういう方向の曲とどういう層を狙っているのかわかる曲。

 

 

 MusicるTVは放送内容から、女性向け、それもちょっと若い女性向けのテレビなので、当然、この企画で選ばれる曲も、若い女性向けの曲になります。℃-uteファンで、いろいろ文句を言ってる人たちもいるでしょうが、たとえば50歳男性が好むような曲が、この企画で選ばれることは絶対にありません。

このTVを見ている層への℃-uteのプロモーション効果がゼロになってしまう。この企画で大切なことは、このTVを見てる層へ℃-uteがプロモーションできるような曲が必要だったのです。

 

℃-uteがアリーナクラスでツアーができるようになる+長い間℃-uteで活動できる、その2つの要因を作るには、あまり急激な人気化をさけ1発屋みたいなブームを避けて、他のそういうブームを作るようなアイドルグループの後ろを上手く着いていく、くらいが良いハズです。急激なスピードで追い抜いていくグループがあれば、どんどん道をゆずって、上手くその後ろでこぼれたファンをかき集める、くらいのやり方で問題ない、と昔のブログにも書いてきました。

男性で歌やダンスを好んでライブに見に行くのを趣味にする人の数は非常に少なく、女性はかなり多いものです。なので単純に歌やダンスを売りにするなら、女性のファンを多く獲得する必要があります。

とりあえず℃-uteの現場が女性6男性4くらいの割合になれば、アリーナクラスツアーが可能なんじゃないかと、自分は考えています。この割合にするには全力で女性を獲得する必要があるので、完全に女性向け女性優先にすると、ちょうど6割くらいで落ち着くかな。

そういうわけで、湘南の風、ソナーポケット、ファンモンなどの雰囲気に近い曲をやれば、そういったファン層への障壁が低くなり、アプローチが可能になります

おそくら℃-uteがもっとも増やさなければならない層が増えていくんじゃないかと。

 

次の角を曲がれのアレンジャーは鈴木だいち大先生!!きたーー、大先生。アレンジャー頑張ってるなぁと思ったら、大先生の登場でしたか。ここ4年くらい、ほとんど大先生のアレンジはハロプロになかった気がしますが、世界観の強いアレンジをする人だと思います。ロックフェスで戦える曲になるんじゃないだろうか。

どちらにしても、つんくちゃんの聞く価値のない似非ロックじゃなくて、聞く価値のあるタクイのロックミュージックの曲に、うまくダイチ先生の派手なポップス風アレンジがのって、ジャンル音楽ロックではない、ポップスシングルの曲になったかと思います。

タクイのロックの中でも狭いなぁ地味だなって思うアレンジじゃ、ポップスシングルにならないわけだから、絶対に派手な音がのっかるアレンジが欲しかった。大先生アレンジならいけるでしょう。薄っぺらくてもいい!とにかく派手ならいい!それがポップスっていうくらいの、ポッピーなアレンジできそうだから、大先生。

タクイの聞きたくないやつは聞くな、シンジマエみたいな骨太の狭い雰囲気の作曲と大先生のポッピーな派手アレンジの組み合わせが楽しみです。

自分は地味なタクイ曲を℃-uteにあてはめる上で、とにかく派手で抜け感のあるサウンドが必要だってブログに書いてました。大先生ならぴったりじゃないかな?あとは愛理の歌唱の音が抜けるか。とにかく抜ける歌唱と抜け感のあるサウンド、それをタクイの骨太のロックが支える、この構図が欲しい!それがポップス!

アレンジャーや録音を聞く前、タクイ曲だけを聞いたときの感想が2.16の記事にかいてあります

「2.16記事抜粋

℃-uteに合うようにするには、かなり大量に『派手』成分をアレンジに加えて、音楽全体の抜け感が強くでるようにするべきかなと思います」

 

 

女性中間管理職はヨーロッパの音楽プロデューサーグループに頼んだカンジになるかな? このクレジットの多さを考えると、プロデューサー、エンジニア、機材スタッフ、など制作環境自体を外注したのかなと感じました。

がっつりとしたEDMをやってくれるものと楽しみにしてます。

ハロプロのなんちゃってEDMが多くて、EDM好きな自分としてはがっかりしてました。The PowerはちゃんとしたEDMでしたので凄い好きです。乙女の逆襲も良いですね。EDM聞く人たちからバカにされるようなEDMがほとんどだったので、やっぱファン層は増えないじゃないですか。ちゃんとしたEDMと、アップフロントの音楽が上手く融合すれば、これもポップスシングルになるわけで、こういうのが客層を拡大する音楽の作り方だと思います

ようやく「売れる」音楽作れる人たちが℃-uteを担当してくれた!