『我武者LIFE』ラジオ音源感想

我武者LIFEがラジオ音源で流れました

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 kougaさんの曲を最初に聞いた時に見えたイメージと、だいたい同じに仕上がっていました(いろいろ凄い展開が付加されましたが)。
 アップフロントが余計な事をやっておかしくしないといいな、と祈ってましたが、祈りが通じた!ちゃんと原曲のイメージ通りだ。
 kougaさんの一番最初の歌詞は、もう自分ではトラウマになる程、音の作り方がめちゃくちゃで、軽くホラーでしたが、メロディの方は℃-uteちゃんに似合うメロディでしたから、いける!と思ってました。

 曲を選ぶって、服を買いにお店にいった状態だと思うんです。
少し慣れた人なら、服を着た状態で、しかるべき場所へ行ったところが想像ができるんですが、慣れていない人って、服がかわいいとか、かっこいいとかそれだけで選びます。
 いざ着てみると似合ってない。もし似合っていてもシチュエーションに合っていない、などあります。

 今回、コンテストで曲を選ぶというのをテレビでやりました。
 当然、音楽に慣れていない人が見るので『メロディ+アレンジ+歌詞+仮歌の歌手』が混合したものが曲の印象になります。

 今回、kougaさん以外の曲が気に入った方達もたくさんいるとは思いますが、実際に℃-uteちゃんが歌を入れると思っていたのと違ったとなる可能性が高いです。
 かわいい服を選んだのに、自分には似合わなかった、というのと同じ状態。
 逆に服はそこそこのものを選んだけど、自分には凄く似合っていた、というのもあります。

 このコンテストではメロディ以外はプロが作るから、はっきり変わります。
 これはつんくちゃんのアイドルプロデュースを番組を見てるとわかると思いますが、プロがプロデュースして輝く原石と、プロがやっても変化しにくい子がいる。こういうコンテストでは、プロがやった時に化ける曲を見つけたいわけです。
 プロがやっても化けないで、しかも℃-uteちゃんと相性が悪いと、もう、こんなハズじゃなかったって、いう曲もあるわけです。
 あとプロも万能ではありませんので、そのプロのタイプに合う曲が必要です。
例えばshock-eyeさんが講師の時と、ヒャダインが講師の時は、選ばれる曲は絶対に変わってきます。

 kougaさんのメロディは、理屈で言うと疾走感とパワー系で、美しいし、空間の広がりを感じるメロディでした。
 ここにshock-eyeさんの、音がキラキラ光る歌詞をのせると、「℃-uteの夏!」「音霊の浜辺で歌う℃-ute」っていう℃-uteのイメージそのものの『音』になったと思います
 MV音源を聞かないとですが編曲も良さそうですね。ちゃんと音のスキマが多くて、歌が空間に浸透していく間合いを作っているし、生音よりの音使いのダンス風アレンジで、普通のEDM系の流行りの文法を使用しています。
 
 ℃-uteのイメージは夏の海辺。
 初めてパシフィコ横浜で千秋楽をやった時に、海とか船とか、℃-uteにしっくりきました。音霊のライブが人気なのも、やっぱろ夏の海のイメージと℃-uteの相性が良いからじゃないかな。
 初めて、グループイメージに一番似合った曲です。
 この曲なら℃-uteというグループを「音」でイメージさせてくれる。
 ℃-uteはこの曲を『名刺』にできますね。歌詞の文章の内容じゃなくて、この曲の『音』が℃-uteだと思います。
 
 自分はkougaさんの曲を最初に聞いた時のイメージほぼ近いのですが、細かく言うと、海の成分と、潮風の成分が確実に強くなった。
アレンジャーの力があるんだろうな。Shock-Eyeの歌詞が作り出す音の特徴は、夏のヒラギラ光る太陽の音、音のキラキラ感、まぶしさが半端ない。でもこれだけだと、潮風の成分が入っていない。
そうすると、アレンジャーが潮風の成分を引き入れたのかなぁ

 今後の℃-uteの曲は、我武者Lifeの「音」を参考にしてその世界観を膨らませて作っていきたいですね。
 この曲の『音』が℃-uteの個性だと思います。