Musicるの「kouga」 - ℃-uteが見せてくれた奇蹟

kouga「next stage」

アリーナクラスの空間を支配できる系統の曲。メロディにスケール感があるので、大きいところで合唱ムードで行きたいなって思う曲。タオル必携ですね。

このアレンジは最終的には使われないと思いますが、最初のピアノが高音から低音に落ちていくところで、すでに音が空間に染み渡っていく効果が演出されていて、kougaさんが、空間に音が満たされる効果をよく知っていて、その技術がある作曲家だという事がわかります。

音の空間とメロディとコードの使い方が上手だなぁと思いますし、美的センスが高い。バランスよくセンスよく美しくまとめる才能があります。

メロディの出し入れのタイミングは現代的なセンスで、メロディが終止形を作らずダラダラとつながっていくタイプで、現代の推進力のある曲に必要なタイプのメロディです。

この推進力のあるメロディ力だけで、合格だと思います

イントロの物語の構成力もある。Ｂメロの入り方も推進力をとめないし、Ｂメロもすっきりまとめてるので、そのまま強い推進力でサビへ入っていける。

サビの最後は中途半端(ブレイクさしてキメを作る系統のメロディではない)なので、ここでまた曲の進行を止めないので、２番はさらに曲に推進力がつく。ただハング時間が長い気もします。全く同じ事を３回繰り返すので、その間、全く仕事しない事になっちゃうかな？

これで最後まで一定して加速していくので、大サビの盛り上がりが凄いことになりそうです。あとは大サビのつくりかたかな。間奏とＣメロをもうちょっと工夫して、さらに推進力を持たせたい。いまの間奏とＣメロだと、ちょっと曲のスピードが落ちます。

問題点は間奏とＣメロと大サビ。

あとＢメロの歌詞が酷い。「何するにも必要アイテム」ってこのメロディとこの歌詞の組み合わせ・・・酷すぎる。そもそも全体的に歌詞が酷いです。「どこからか勝ってに湧いてくるもんじゃない」とそのメロディの組み合わせも酷い・・・

メロディに歌詞がうまく、はまっていない。

Ｂメロは歌詞かメロディを改良したいところです。

アレンジは地味なので、もっと派手にきらびやかにしたいところです。

メロディと推進力と生歌とアリーナの空間へ音が広がる感覚で盛り上がるタイプの曲。こういう曲がこれからの「℃-uteらしい」のイメージになっていくと良いんじゃないかと思います