君さえ居れば何もいらない

ひよこコンベア

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日頃このブログに酷評され気味なモーニング娘。ですが、たまには好きな方も書いておきます。

 

「君さえ居れば何もいらない」という曲が好きです。インストの作り方が良いと思うし、この路線で技術力を高めれば、BABYMETALに追いつくかもしれない。下手にハロヲタに配慮するから、中途半端になって、曲の品質がへんてこなカンジになる。

 

マイナーリズム歌謡をEDM路線だと、君さえ居ればは、音楽的な路線じゃないかなと思う。単に大久保が苦手でヒラショーが好きなだけじゃ!?って言われると、もしかしたらそうなのかもしれない。どうも大久保薫のサウンドが苦手だ。とくに℃-uteで大久保はやめて欲しい。

 

自分はこの曲のMVを見たときに、ひよこが箱に詰められコンベアーにのせられている、ピョコピョコウルトラのジャケを思い出した。あの曲のアンサーソングなのかなと思った。

ただ自分のイメージは「ひよこを規格化するためのプレス工場」というファンタジーをイメージした。そうやって無個性になって市場へ送り出されるひよこ、というちょっとダークファンタジー系のイメージ。

SEKAI NO OWARIなどの感覚に近いと思う。

 

歌詞の世界観とMVの雰囲気とEDMのマイナーリズム歌謡が、すごくマッチングしていると思う。ロボ声と歌い上げる場所のパートの分け方も良い。前半のラップ部分の強いロボ声で詰め込みまくる歌詞が、虚無空間でプレスされるためにコンベアにのっているひよこ、というサイバー感をうまく煽っている。

そのあとの歌うBメロが、はえる

 

この曲は、アーティスティックだし、自分が℃-uteに求めてるようなプロデューサーワークでは絶対うまれない系統の、個人の才覚系の音楽だと思うし、こういうのは娘。のみにありえる音楽だろう。最近の娘。曲の中で、アーティスティックな傑作曲だと思う。

 

自分はけっこう、この曲、ポップだと思うんだけど、どうだろう?もしかしたら、あまり注目されていない曲なのかもしれないし、娘。ヲタと相性の悪い曲なのかもしれないけれど。

 

この楽曲のレベルの高さを思うと、ハロプロ系DDヲタが好む、変な歌詞や変なフレーズが、本当につんくちゃんの本質なのか、疑いたくなる。

あれは、ハロヲタが喜ぶからやってるだけで、つんくちゃんの本質じゃないんかなぁ?とも思ったりする。わからないけれど。

 

ただシングルが、ちゃんと流行と関係してるEDMらしいEDMが良いと思う。こんなに、とりあえずびっくりさせる、みたいなオリジナル事やらなくても(笑。

これではEDMの技術力があるのか、ないのか、よくわからないというか