博報堂の音楽調査資料

2013年4月博報堂音楽消費行動調査

http://contents.wizbiz.org/archive/music001.html

 

YouTubeでの視聴が10から30代は多い。50代以上ではテレビでのライブコンサート番組での視聴が多い。また20代くらいまではカラオケによって曲を知る事がかなり多いとの結果がある。

℃-uteの考えている20代までの客層、とくに10代を考えたとき、YouTubeとカラオケを狙うことが大切だ。

思い出してみれば、カラオケ店のコラボ企画を℃-uteはよくやっていて、ハロプロではたしか℃-uteだけじゃなかったろうか?それとも他グループの事に詳しくないから、よく知らないからわかっていないだけか?

 

好きな音楽ジャンルに関しては

20代までがゲームアニメ音楽の人気が高く、若年世代が、ほぼゲームとアニメにしか接していないだろう事が推測できる。

この年代では他にK-POPとアイドルと声優が強い。

もし、若年世代のマスに到達したいなら、ゲーム系かアニメ系かK-POP系かアイドル系の音楽を作るべきだろう。

ハロプロの中では唯一、アニメ声系の℃-uteは、この点で若年世代に有利だ。

 

注意するポイントはR&Bが10代に全くリーチしない音楽である事だ。なぜこんなにもR&Bかリーチしてないのかびっくりしてしまうが、たしかにR&B系は苦戦してる気がする。

 

40代を追跡すると、R&Bと歌謡とロックが人気が高く、周囲の知り合いの40代を考えても納得いく結果だ。

2006年前後のハロプロは、ロックバンド歌謡のアイドルポップス、R&B風の演歌ポップス(エイベックス系R&B)が多かった記憶があるので、つんくちゃんが自分の世代の感覚の音楽をやっていたのかなとも思う。

プラチナと℃-uteのダンス路線あたりから、つんくちゃんにとっては自分の世代とは違う音楽をやり始めた、という事なのだろう。

 

30代を追跡すると、クラシック=ジャズ=ゲームアニソン=R&B=ロックと、この分野が同じ程度の人気であり、これは納得してしまう。

20代は意外とミクスチャーロックが強く、言われてみれば、そこらへんにウケてるロックっぽくないサウンドのロック多いなと思った。

(だからアイドル音楽にもヒップホップっぽいようなヒップホップぽくないようなラップの流入が進んでいるのかな??)

 

℃-uteはマスっぽい流行歌をわかりやすく歌うのが似合っているグループだと思うので、ゲームアニメ音楽をハロプロの中ではアニメ系の声質で歌う、という方向性が似合っているようだ。

逆にR&Bは禁止だろう。そしてロックをやるくらいだったら、ジャズフュージョン系のサウンドのが良さそうだ。

言われてみれば最近は、クラブ系のジャズフュージョン系とゲームアニメ系テクノポップを中心としたサウンドになっており、(またカラオケでのキャンペーンを作ったり、MVをハロプロの中では凝ったりと)℃-ute陣営と仲の良い博報堂の調査結果と全くもって一致した活動をしているのがわかる。