音楽で客層を広げる。自分の場合その2

先の記事は自分が学生時代の話。

で、自分の学生時代でも、いまどきフルアコ(古フルコースティック)の音楽なんか聞かないよ!!というカンジで、普通にしてれば、エレのブラックファンク止まりだったんだけど、ハービーハンコックってフルアコでもなんかやってるらしい、というのを、またレコード屋で知って、よくわからないけどハービーならカッコいいかも知れない、と思って「処女航海」というアルバムを買いました。

わかりやすいアルバムではないと思うけれど、自分にはそこそこは響いた。なので同じグループでやってる違うアルバムも買ってみました。

その収録曲のカンターループアイランドは響いた。ライブ動画でジャズメンがアコースティックピアノを弾く見た目の格好良さを伝わればいいな。見た目がないと伝わりにくし、自分もあんまCD聞かないで、ライブ通い派なんで

この動画ギターがソリッドですね。フルアコやセミアコじゃなかった


Herbie Hancock - Jazz Fusion Cantelope Island ...

 この曲、やっぱアルバムは、ジャズだから伝わりにくい魅力です。

ジャズっていう音楽は、実際のところ、ライブを視覚的に見る方が、魅力が伝わりやすくて、実際に「ライブの空気感」にいると、これほど面白い音楽は存在しない!と思う程の威力のある音楽だと思うんです。

つまり、その瞬間瞬間のミュージシャンと客の空気感を感じて、それをダイレクトにアドリブにいかして、音楽を作っていくので、そのライブのその瞬間に一番合った音が選択される。

だから逆に、その場にいないと、もうそこで音楽の魅力のほとんどが消えてしまう。というくらい、伝わりにくい音楽だと思う。

 

あとやっぱり、楽器をコントロールする様、見た目がかっこいいんです、この動画はピアノを弾く、見た目の格好良さがでてるんじゃないかな?

この動画じゃないけど個人的には、アップライトのベースを弾く、見た目の格好良さもジャスにはある。

 

『ジャズ喫茶』はそういう伝わらないレコード音楽のジャズを、普通の人にわかりやすく伝えてくれた、そういうプロモーション施設でもあったんでしょうね。

年上の世代の方はジャズをよく知っている人が多いので。

 

あと念の為に書くと、アイドル音楽よりジャズの方が売れる、売れてる音楽だと思います。世界中の指標でそうなっている。アイドル音楽を聴くっていうのは、極めて限定された客層しかまだいない。これをどう広げていくか。