過去に思い描いていたハロプロブランドとブルーノ・マーズ

娘。がいまの売り方をするまでは、自分の中にも『ハロプロブランド』という価値観が存在していました。人それぞれのハロプロブランドのイメージがあると思うけれど、自分のようなタイプの人も、プラチナ期以降のファンなら多いと思います。プラチナ前のファンだとまた違うのだろうけど。

 

説明すると、ハロプロはブルーノ・マーズに近いイメージでした。すごいダンスと、それでも生歌! どんなに時代錯誤になろうと、過去のすべてのポップスの時代をそのまま抜き出してきたかのようなステージング!ブルーのマーズの圧倒的なパフォーマンスの前には時代の流行りなど関係ない。とうとう『新時代のKing of Pops』になろうとしている。

ブルーノ・マーズの2013年公開のMV。トレジャー!


Bruno Mars - Treasure [Official Music Video] - YouTube

2013年なのに・・・80年代からそのまま抜け出してきたかのようなMV。頭おかしいでしょ(笑。

娘。がいまの売り方してから、ハロプロのブランドイメージは瓦解しましたが。

いまはただ単に℃-uteのファンです。ハロプロ自体は℃-ute以外、おふざけが過ぎて、もともと得意でなかったので、しょうがない。

 

ビジネスとして考えると、ブランドイメージこそ長期に渡って構築されたもので、これがもっとも価値があるものだから、娘。のような主要部分は、あまりいじらない方が良いと思います。娘。以外のグループで、新しい事をやって、新しい客層を開拓して、ブランド全体に新しい層を呼び込むのが商売の基本かなと。

娘。を大きく変更すれば、ある一定のブランドイメージの棄損は免れないじゃないですか。

自分は、時代や大規模資本にすくわれず真摯にダンスと生歌の技芸を磨く集団というイメージだったので、娘。が上手い上手いという売り出しで、一気にブランドイメージが崩れてしまった。やっぱそこは言っちゃいけない事だったんじゃないかな、と今でも思います。

 

℃-uteの事を考えると、スポンサーをつけないとなので、いまの娘。の(スポンサーを増やすための)売り出し方を続けてもらって、なんとか℃-uteのスポンサーを増やして、大規模売り出しのための資金を確保したい、というのが自分の本音ですが、娘。と長期にわたるハロプロブランド全体を考えると、いますぐ娘。は、いちからやり直したほうが良いと、本気で思ったりします。

 

どう見てもアップフロントには大規模売り出しをする資金はないのだから、顧客をこれ以上、桁違いにはふやせない。顧客が増えたからスポンサーが増える、という売り出し方は無理です。だからスポンサーが増えたから、顧客が増えた、とやるしかないけど、人気が上がらないとスポンサーは増えない。

たまごと鶏の関係!?

だからいまの娘。の『錬金術』をしてるのだと思います。娘。なら過去の遺産の知名度とTVへのコネが豊富にあるから少ない資金で、華やいでる雰囲気なら作れる。ただこの錬金術で、一部の人が抱いていたブランド価値は崩壊してしまった。

 

ただ普通に考えれば、℃-uteはレコード会社のレーベルに入って、レコード会社の資金で大規模売り出しをかければ、普通に人気出てくると思います。それだとアップフロントの取り分がほとんどなくなるわけで、AKBみたいになんとか自己資金(の比率がレコード会社にくらべてかなり多い状態)でやりたいっていうところでしょう。それにレコード会社優先だと、J-POPって最悪の質の音楽が多いから、やはりアイドルは芸能プロダクション側の資金でやりたいって気もします。

AKBやももクロキングレコードの音楽プロデュース(アレンジ)を良いと思ったこと一度もないので、あんな音楽はやめて欲しいと本気で思う。AKBは秋元先生の歌詞と、井上ヨシマサのメロディは超S級なんだけど、キングレコードはアレンジが悪い。AKBグループは、乃木坂はソニーレコードなので、ああソニーはこんなカンジか、SKEのAVEXはこんなカンジか、とそれぞれレーベルの方向性が見えて面白いです

 

℃-uteの資金のメインを誰が持つのか、ここが℃-uteの人気の問題の、一番の戦略上のポイントになると思います。

 

ブルーノマーズは素敵です!