ももいろクローバー軌跡考その4「Birth φ Birth」ー℃-ute20代アイドルへ
ももいろクローバー2013年4月アルバムリード曲その1
ももいろクローバーZ「BIRTH Ø BIRTH」MV - YouTube
ももクロちゃんは℃-uteちゃんに1つ年下のアイドルであり、ももクロの2013年は℃-uteの2012年にあたる。子供アイドルから大人アイドルへ移行しなければならない時期であり、ファンがなんと言おうとも、これは厳格に実行されなければならない。
ここで失敗すると、ベリーズ工房のようになる。ベリーズ工房でいう2011年にあたりだ。「ヒロインになろうか」「愛の弾丸」「ああ夜が開ける」。夜が明けるは、曲はいい線いってたと思うが、衣装はちょっと酷すぎた。
ここらへんで子供のままで良いとファンに強く反発されたり、タレントがついてこなかったりすると、大人アイドルへの移行へ失敗する。
℃-uteの場合、2012年大人アイドルへの移行期へ入ってから急速に人気を伸ばしており、℃-uteは本来的に20歳代アイドル向きのグループだった事が伺える。
ももクロちゃんにとって2013年は、℃-uteの2012年になるか、Berryzの2011年になるか、という年だろう。
歌詞の内容が子供アイドルからの脱皮という事を歌っている。自分が聞くと、上手く子供アイドルと大人アイドルを移行させるショックの少ない、そしてももクロちゃんらしさのある雰囲気だ、と思うのだが、なぜか、ファンは強く反発した。
アルバムツアーの演出に問題があったのかもしれないし、衣装に問題があったのかもしれないし、なにかどこかにやりすぎがあったのかもしれない。
ももクロちゃんは、けっこう一気にやろうとしたので、それで反発されたか? Berryzもそういうところがあった。℃-uteの場合、ファンをだましだまし連れて行くようなところがあって、℃-ute陣営って老獪だなと強く感じた程の、小出し小出しにやっていってたので、そこらへんがポイントなのかもしれない。
ももクロちゃんの場合、紅白に出て、新しいファンがついたところで、すぐに大人移行期だった、というのがタイミングがわるかったのかもしれない。
子供アイドルのイメージで新規ファンになって、いきなり路線を変えられたら、難しい。
例えば今回の℃-uteのツアーのように、武道館以降の新規のために、℃-uteの代表曲を多くした、新規さんいらっしゃいツアーにするのが、定番だ。perfumeもたしかそんなカンジだったと思う。