℃-uteのビジュアルジャンルと娘。などのハロプログループの客層の考察

簡単なファッション誌の分類

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℃-uteの基本は、男ウケ、モテ系のコンサバティブスタイルだと思う。そういう女子ヲタが多いし、本人たちも非常にモテ志向が強い。

舞ちゃんがコンサバの中でも一番ギャルよりの右翼で、島島が左翼だろう。

 

ビジュアルイメージを優先しろというのは、ファッションで売れ、という意味でなくて、ライブの評判も、とにかく可愛い、カッコ良い! 筋肉美しい!、というビジュアル面の評価がほとんどだからだ。

FineBoyで中島が写真を載せているが、簡素な彼女風のファッションが似合って、男性の評判が非常に良さそうなファッションである気がする。なので、気さくな彼女が欲しい、みたいな男性誌には、似合っている。

「同じ素材」を、角度をかえて違う魅力をみせる、のは、顧客セグメント、つまり客層を増やす効力があるから、一つの角度をごり推ししない事だ。

ただ、コンセプトイメージは必要だろう。

上記の表で位置を想像しておいた方が良いだろう。

今回のシングルの私服衣装はコンサバティブで、ちょうど℃-uteのベースイメージに良いと思う。

℃-uteがやっちゃいけない事は、たとえばベリーズのロックエロティックの衣装だ。そもそもアイドルにとって、あれは禁断のクスリだと思うけれど。

ぱみゅぱみゅは、裏原ではないけど、そこらへんの場所のイメージで良い。

梨沙子は確実にそこだと思うし、みやびちゃんもそのへんじゃないか?

Berryzは男ウケ否定系なので、どうしてもそういう雰囲気になるし、おそらく女ヲタもそういう雰囲気の子が多いんじゃないだろうかと想像してる、とくに梨沙子ヲタ。しかし、実際に観察したわけじゃないので、これは想像だ。

℃-uteの女ヲタと梨沙子の女ヲタの雰囲気や方向性が正反対に感じたらだった、おそらく、上記に書いた事が正しいと思う。

 

男性にとって、アイドルのビジュアル、可愛さ、かっこよさ、筋肉美、などのライブを含めた見た目の良さ、は、重要ではなかろうか?℃-uteはそこを一番に売り込めば良い。そして女性にとっても、ビジュアルイメージは大きく効果がある。つまり男女共に売り込める。

コンサバ系がベースなので、あまり右側によって「おしゃれ系」で売り出してはダメだ。

コンサバ男ウケファッションの復権を目指して、女性誌と連携して、ブームを作り出す、そういう狙いが良いのではないだろうか。

男媚びのファッションはえびちゃんの終了で厳しい。それで媚びないギャル系が強くなったが、男ウケ女子とっては辛い。

男に媚びてはいないが男ウケが良い、という℃-uteちゃんのような女性像をベースにイメージを作り上げれば、『男に媚びない自立して輝く女性の男ウケファッションとメイク』というブームを作り上げる事ができると思う。

 

さて追記で客層について書いておこう。

指標を単純に信じると

 

℃-uteは2年以上同じペースで人気を拡大させ、顧客セグメント、つまり客層を広げている。つまり極めて順調だ。人気が上昇し続けるのは、はっきりした理由がある。

 

Berryz工房は3年以上に渡り同じペースで人気を下落させ、客層がコア化している。下落ペースが弱まっていないなら、ホールコンの開催は春ツアーは危ない。春はできたとしても、秋以降はおそらく難しい。今年の春が最後のホールコンである覚悟はした方が良い。人気の下落を反転させないと明日はないが、下落するにははっきりした理由があるので、そこをなんとか修正しないとだ。

 

娘。はアップデートアルバムから秋ツアーを基点にして、客層がコア化している。もし顧客数が増えているなら、ある特定のセグメントの顧客(おそらく道重伝説信者とかつんくちゃん大好きとか)で、プロモーションを拡大したおかげでリーチしたからだと考えられる。つまり、特定の層の顧客、つまり顧客セグメントが狭まっていて、テレビを使った大規模広告で、その狭い顧客セグメントの中で、今までリーチしてなかった客にリーチした、と分析できる。

通常、人気の拡大には、顧客セグメント、つまり客層を広げていく必要があり、これを人気が拡大した、というのだ。

娘。は客層を狭めている指標が出ており、今のやり方だと、極めて狭い層を掘り起こすのに、日本国中絨毯爆撃をしている、というイメージだ。

その狭い層にリーチするためのプロモーションが、どんどん客層を狭めて、支持を失っている、というのが、単純に指標を信じた時の分析結果だ。

そのコア化した層だけで、果たして十分な人数を確保できるのか??

このブログでは、アイドルグループの客層がコア化しているときは、人気が下落している、と解釈している(一時的な顧客の増加はあっても、中期的には下落トレンドへと向かうものだ)

 (そもそもプラチナ期最後から娘。の顧客数が増えているという指標は然程ない。多少増えているのかもしれないが、要は多少であり、とくに上昇トレンドと受け取れるほどでもない。EDM化した時に客層が広がったようだが、紅白とか1位とか言い出し始めてから客層が広がってきていない雰囲気なり、大規模テレビ露出で客層を狭めてしまった)

 

℃-uteはこれからも、商売の基本、客層を広げる、間口を広げる、この2つを実行していくべきだ。