でんぱ組.inc「バリ3共和国」MV感想

でんぱ組.incがおニューのシングル出します。ハロプロ的に言えば両A面シングルのメインではない方が、バリ3共和国。


でんぱ組.inc「バリ3共和国」Music Video Full - YouTube

前回のシングルから露骨に曲のレベルの低下が始まったでんぱ組.inc。このバリ3共和国は酷い。この作曲家は能力無いから、絶対℃-uteでは使わないように、と言いたい。つんくちゃんの足元さえ及ばない。やはりでんぱで信じられるのは玉屋2060%だけ、という結果なのだろうか? ニューシングルのもう片方を玉屋2060%が作っているので、そちらの方の曲の発表を楽しみにしています。

玉屋2060%の作曲技術に関しては、℃-ute陣営にも真似をするようにと、さんざん書いてきた。このバリ3共和国は浅野尚志さんが作っているようだけれど、これは完全に反面教師、こうしてはいけないという方法論のオンパレード。

とにかく、曲の推進力を低下させる事ばかりやってるから、すごく曲がかったるい。

イントロからして、ハロプロの悪い時の事ばかりやっているような気がする。低音からでて、変なリズムのついたドラムで場面の転換、そこから8つ打ち単位でブツ切れになるイントロのフレーズ。この作曲者、勉強時代ハロプロの曲で修練積んだのかな??

Aメロは、インストのリズムと違う、パターン化されたリズムを歌メロで作ってしまうパターン。これは曲の推進力を低下させると、何度もこのブログに書いたのだけれど、見事に音をつめ過ぎ&歌で変なリズムを作る&メロフレーズ最後を強調して流れを切る、という、つんくちゃんのパターン。

歌い手が代わるごとにぶつ切りになるメロディ、メロディフレーズの最後を強調して別のリズムをつけるやりかた。

Aメロだけで、つんくちゃんプログレスタイルのメロディ&アレンジ作成方法の真髄が見事にコピーされている。

しかし、このアレンジは、曲の推進力や疾走感やパワーを大切にしているタイプの曲想なのに、つんくちゃん的メロディ作成手法を使うと、どれも曲の推進力を停止させてしまう、という効果を生んでいるのだ。

この浅野尚志という人はつんくちゃんの大ファンなのかもしれないが、この手法はプログレタイプの曲にのみ効果の発揮する作曲法だから、でんぱ向きでもないし、流行に近いノリでもない。

Bメロとサビの間は、つんくちゃんみたいに馬鹿みたいに間を長くしていないから、今の流行だと言えよう。

サビの転調で地味に推進力が落ちてるのも問題だ。このサビの転調で速度が上がるか下がるかは曲の全体のつくり方の問題もあるので、転調については、のちのちゆっくり議論していこう。℃-uteは最近無駄な転調で曲の推進力を削る事がないので、転調問題についてはこのブログでは何の議論もしてこなかった。℃-ute4つ打ち中心なので

当然転調は下策なので、現在の℃-ute陣営は転調を許していないし、ハロプロの他の曲も4つ打ちが多いから転調はしていない。

でんぱ組.incは、ハードコアではないけれど、どちらかというとコア系のジャンルの音楽なので、℃-uteとは全く音楽の作りや考え方も違うし、ファン層も異なる。ちなみに自分はコア系というジャンルは苦手です。

普通に4つ打ちが好き(4つ打ちジャンキーではない)なので、℃-uteは趣味に合うけれど、でんぱは趣味からはもっとも遠い音楽のジャンルです。

ただあまりに音楽技術が凄かったので応援していましたが、結局、すごかったのは玉屋2060%だけなんだなぁと思います。

あとやはり前回シングルから曲の質が、ガタ落ちしていますが、音楽プロデューサーが変わったとか?スポンサーが口を出すようになったとか、内部の変更はあったんでしょうか。曲のレベルの低いでんぱ組って、もういいところなしだと思うのだけど

 

この浅野尚志という作曲家、始めて知って調べてみると、チームしゃちほこというグループにたくさん曲を提供しているようなので、昔のつんくちゃんが好きだった人は、このしゃちほこというグループを試してみたらどうだろうか?もしかしたら昔のハロプロのようなノリかもしれない。そのくらい浅野尚志の作曲法はつんくちゃんコピーだなと、この曲だけなら、そう思った