でんぱ組.inc「でんぱーりーナイト」ちょっとした感想

一聴しただけなのだけど、やっぱり玉屋2060%は次元が違うなとカンジました

玉屋2060%は中田ヤスタカ以来の久しぶりの才能豊かな作曲家だと思います。

前のシングル「ちゅるりちゅるりら」の前山田さんは場面転換の速さと奇抜さで推進力を作るという新しい分野開拓しましたが、残念ながら基本的な作曲技術が低く、音楽的教養もあまりないなと感じますし、

今回のシングルのもう1つ曲「バリ3共和国」は前の記事にあるように酷評で、すっかり、でんぱ組.incは自分にとって過去のモノになっていましたが、玉屋2060%はやはり凄いんだなと思いました。

是非、玉屋2060%さんに℃-uteに1曲(もしくは数曲)作って欲しいなぁ

 

この曲には少々これで良いのかな?という部分も存在しています。もしかしたら玉屋さんがコア系というハンデがあるのか、少しコードやテンションの使い方がうまくないかな?というところがあって、サビで息を使うメロディの部分がうまく盛り上がらないかな。

どこに天才を感じたかというと、たとえば、えいたそから出るAメロの出だしのアウフタクトとか。インストが終わらないうちに、歌メロに入っちゃうんだけど、ここは素直に凄い

あとはメインメロディの後に微妙に付け足される字余りメロディ。これの使い方が非常に上手い。メロディ終わりをはっきりさせないから、推進力が生まれる。これと反対にバリ3の浅野さんとかは、メロディ終わりを強く等間隔に刻むつんくシステムなんだけど、これが推進力を削るんです。

玉屋2060%はの技術は、すべて流行の推進力あるスピード感あふれるメロディの作る方の技術の結晶!

 

玉屋2060%はリチャードロジャースとかそこら近辺のユダヤ系ミュージカル曲をもっと研究してもらいたいです。もしかしたら知識が浅いのではないかと、ちょっと感じるところがありました。