「見えない敵」と戦い始めた℃-ute「Crazy完全な大人」

ハロプロ的の世界観の歌詞から離脱した、新しい路線を歩み始めた

2013年4月シングル「Crazy 完全な大人」

 

このシングルで℃-uteは、ももクロのように「見えない敵」と戦い始めた

2012年ももいろクローバーの飛躍を研究した結果の戦略ではないかと推測できる

 

「見えない敵」の設定の仕方、と見えない敵と戦う「ヒロイン」の設定の仕方に工夫がある

見えない敵=完璧な大人

ヒロイン=Sexyで完全な大人になるまでにはもうちょっとの女の子達

 

Aメロは平等や言葉について疑問をなげかけるところから始まる

これは経済システムや言論システム、大人が築いたシステムという

どことなく1960年代的な「闘争」を感じさせる

ももクロ的な「ユートピア」はこれらからの「逃走」であり、彼女らは常に正義と勝利を掲げるが

℃-uteが勝利と正義を掲げたことは今まで一度もない

これはつんくボーイの歌詞の特徴であり、今回のシングルでもその基調は守られている

℃-uteが歌うのは常に「負けない事」「勝敗や幸せは自らが決定するものである」というスタンスだった

 

そういった歌詞の世界観に2013年℃-uteは始めて「見えない敵」を差し入れる