博報堂のアイドルを使った新しい市場システムの創設

博報堂のスタッフや関連会社へのインタビューを色々読んだ。はっきりと理解はできていないが、博報堂の狙いが少し見えたような気もする。

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現在、商品を売るには、店舗が必要であり、店舗に来る客層もはっきりとは限定しにくいため、テレビや雑誌などで大雑把な広告を打つ事が必要だ。もちろん、それはそれで良いのだが、大規模広告とは違った、もうちょっと限定的なやり方があるのではなかろうか?

特に海外に商品を売る時に、海外店舗を作ったり、海外の市場を調査したり、と、色々と障害が多い。

海外と言わずとも、日本国内でも地方においては、その文化や風習などがあり、そこに合わせるのも難しいかも知れないし、店舗販売も難しい。

 

もしシステムとしてアイドルを扱ったらどうだろう。たえず何らかのアイドルが、どこか外国や地方を廻っている。アイドルを「移動型の店舗」と想定してみたら、どんなカンジになるか?

 

例えば日本酒を海外に売る時に、アイドルのライブの時に一緒にコラボ商品で売ってもらったらどうなるか?従来ある日本酒では、アイドルと相性が悪いが、日本酒の会社にも頑張ってもらって、アイドルのイメージに合うような新製品を作ってもらって、MVとシングルを作り、海外ライブやイベントで、一緒に売っていくのだ。

 

博報堂系には、海外ではどういうアイドルが好まれるか、客層を調査したり、アイドルライブにきているお客にどのような系統の商品が好まれるか、という調査をしたり、そういう仕事が生まれる。また、アイドルを海外に招致するためのファンドも作ったようだ。

 

COOL JAPANにおいての、日本酒を海外に売り込む販路の一つとPRのMV、といったように、日本酒会社からのお金、COOL JAPAN政府系金融からの資金を、手中に収めることが可能になる。

こういったスポンサーからのお金を使って、アイドルのMVやシングルを作っていく。

 

博報堂に関わっている販売力のあるアイドルの一つが、℃-uteだろう。当然、その博報堂のアイドル新物流システムの構想と関係している、と考えて良いだろう。

 

という事で、3月5日、キャンペーン案が思い浮かばない人は、COOL JAPANや経済効果の質問で、日本酒の海外売り込みと日本の若年女性層へのリーチを狙う!を書いておいてください。

自分はちょっと赤坂Blitzには参加できないので。