MUSICるの「かみじょうゆうや」感想 - ℃-uteが見せてくれた奇蹟

かみじょうゆうや「グルグルマイナーセブンス」

アイドルらしいメロディとコードに対して、ハードなメタル系のサウンドをあてがったという曲で、アイドルメロディとメタルサウンドが上手いバランスになっている良いアレンジじゃないでしょうか。

メロディはアリーナクラスでよい感じですし、年齢も℃-uteちゃんくらいの年齢に上手くフィットしている。生歌に相性が良い。

作曲技術も良いし、アレンジ技術もあり、年齢、箱、生歌の条件もクリアしているので、どうしてこの曲が最終選考に残らなかったのか、正直わからないです。

プロの作曲家として足りないのは「実績」だけだと思うので、いますぐ色々なコンペに参加していって欲しいなと思います。もう力は完全にプロの作曲家でしょう。

選考にもれた理由として推測できるのは、もしかしてＡＫＢＧのシングルや劇場曲にものすごく似たメロディとコード進行があるんじゃないでしょうか？

この曲、℃-uteちゃんが歌う姿より、柏木さんやたかみなやまゆゆといったＡＫＢのメンバーのＭＶが目に浮かぶびます。あまりにＡＫＢが目に浮かぶからアップフロントに嫌われたんじゃないかな？

作詞も、Ａメロの最後の「スカート」っていうところと歌詞とメロディの組み合わせ方が、秋元先生風で、強く影響受けてるんじゃないかなぁと思うし。Aメロの満員電車の臭いの、「におい」で音程が上にあがるんだけど、最後の「い」を落とさないで上げたままで鼻にぬく感じになるのが、テクニック上級だなと思いました

シャツとかスカートとかを、鼻にかけた声で歌うっていうの、すごく秋元先生っぽい気がする。全体的に歌詞が女子学生のエロさを男子目線で見てるっていういやらしさが伝わってきて、内に篭った男子のリビドーを感じます(いい意味で)。女子目線の歌詞なのにさ。作詞作曲どっちでもいけると思う

間奏のギターソロはマーティーフリードマンに頼みたいタイプ

落ちた理由として、今回は、たまたまＡＫＢっぽさが、アップフロントに嫌われたという推測をしておきます。実力はプロレベルで、曲も非常にできが良いです。アリーナで聞きたい系の曲！

一年半前くらい初武道館が終った頃、℃-uteちゃんにどういう曲が合うかブログで語りましたが、この曲はそのイメージに近いです。勢いある系の曲と、こういうアイドルらしい曲と、いくつかのパターンがあれば良いと思うんです。すべての曲がパワー系でも疲れるし、こういうアイドルらしいけど、重めっていうのは、℃-ute狙い目だと思うんですけど。