中島卓偉Ver「次の角を曲がれ」を℃-ute版と比較
Ｍｕｓｉｃ＋４３で中島卓偉ver「次の角を曲がれ」が放映されました
MUSIC+43 中島卓偉Ver.「次の角を曲がれ」、ゲスト「魚住＆宮澤」ラ ...
アンジュルムの「大器晩成」と違って、
℃-uteの「次の角を曲がれ」は曲の構造とかサイズを含めて色々な部分が℃-uteのために作ったような曲だなと思っていたら、去年の秋ごろにタネ曲はできていたけれど、そこから℃-ute用にいろいろ調性して、それが今度は卓偉Verにも反映されて、など、相互に影響を与えながら、曲が完成されていったようですね。
大器晩成と次の角を曲がれの発売日は３ヶ月離れていますから、急造した大器晩成と違って、次の角を曲がれは℃-uteのシングルのように完成されてるなと感じています。
秋に出来たタネ曲から、シングル版にするにあたって、シングルらしくするのにどう修正したか、いくつかのポイントを、この動画で卓偉さんが語ってます。
ＢＰＭは卓偉verも℃-ute版もBPM166。卓偉verはベースが随分ロックっぽい。℃-ute版のベースは随分フュージョンっぽいなと感じています。
Ｂメロからサビへの以降部分、「道はある」は、℃-ute版と違って、浮遊感のある移行ではないので、流行ではないサビへの入りかたです。℃-ute版は流行のタイプのサビへの入り方。℃-ute版を現代的なアレンジにしたのは、プロデューサーとアレンジャーなんだなと思いました。
ちゃんと正確に確かめたわけじゃないですが、コードが一部違うような気がします。
℃-ute版から卓偉版は相当影響を受けているようで、アルバムなのにシングルのような構造、ストリングが入ったアレンジになってます。
メロディはもともと℃-uteと相性の良い息をたくさん使うメロディ。この息を使うメロディをつんくちゃんはめったに作ってくれなかった。(Love take it allは久しぶりに息を使うさびだったので、盛り上がる曲だったと思います。)息を使わせないから、愛理や岡井ちゃんの良いところがすべて削られてしまうんですよね、つんく曲。駆け出しのアイドルがダンスしながら歌うには息をつかわないメロディは優れているんだけど、℃-uteは息を使いながらでもダンスできるし。
ハモリの部分は℃-ute用に作ったのでしょうから、それが卓偉版でもオケでの重ねということで多少活躍するという結果になってるのかなと思います。卓偉さんの他の曲ＭＶではバンド曲も重ねはちょいちょいやってるようですが。
BPM166も良いです。卓偉さんは℃-ute版はBＰMを少し遅くしたかもと動画で言っていましたが、両方同じでした。
つんくちゃんが作るとどうもBPMが150台くらいまでだし、それでもメロディに推進力がないから、ずいぶんと周りから急がされてる感が出てしまいますが、この曲はBPM160台でも推進力のおかげでゆったりと感じられます。
ちょうどはっきりとした8beat feelになってくるし、℃-uteにとってプラスじゃないかな。ダンス音楽でなければ、BPMは160から190くらいは普通にやった方が℃-uteにとって、良いシングルになるかと思います。
４つ打ちはＥＤＭなら絶対BPM126から130の間。EDMはちょうど8beat feelか16beet feelかどっちつかずの微妙なBPMというのが良いです。
今回の中間管理職みたいにレトロなアレンジならBPMが早くても許されるでしょう。
16beat feelのディスコファンクならEDMのbpm126よりさらにテンポは落としたい。例えばブルーノ・マーズのトレジャーはBPM116。
基本的にはBPM120を越えたあたりで16Beatfeelから8Beatfeelへ移行するというのが、ミュージシャンに多いんじゃないかな。
大器晩成はBPM144だから、16beet feelじゃなくなってしまう。けれどBPM150までくらいは、かなり無理に16beat feelにするのが、つんく歌唱法の独特なクセを生み出します。℃-ute以外のハロプログループは大抵、そのあまり16が適さないテンポで16feelを強く表現するというパターンを使います。
ＢＰＭ150付近の16BeatFeelを体感して気持ちよくなって現場でコールというのが、ハロプロヲタの音楽的快感原則なのですが、これはずいぶん閉じた音楽性でありまして、感覚的にはハイスピードユーロビートの親和性があるのだと思います。おそらく中間管理職とかがそこらへんじゃなかったかな？
シングル切るなら、ロック風だったら、ハロプロの悪いところがでにくいBPm160以上、EDMなら126から130で、ファンクなら120を越えない、というのが、シングルとして普及しやすいBPMかなと思ってます
